「相手の身になってできるだけわかりやすく話そうとすれば、自然と結論から先に言うようになる。だから、結論から先に言えないのは、自分勝手に話しているからだ」



 仕事の現場では、小説やミステリーではないので、「起・承・転・結」の順番通りに話すより、先ず結論から話すべきです。

ダラダラとした長い前置きを省いて、いきなり結論から話せば、相手の貴重な時間をムダにすることもなく、言いたいことをストレートに伝えられます。

 そうすれば、相手が忙しい人であればあるほど、感謝するでしょう。なぜなら、結論さえ先に聞いてしまえば、後の説明はいらないと判断した際、相手は、「十分わかりましたから、もうこれ以上説明は結構です」と伝えて時間の節約ができるからです。

聞き手がそのテーマに興味を持っていたら、必ず質問をしてきますから、その時に結論に至るまでのプロセスや細かいことを話せばいいのです。


先に結論を言うことは、相手の理解を助けるだけでなく、あなた自身の考え方を整理するためにもプラスになります。行き当たりばったりで、とりとめのない話をすることは、避けられるでしょう。

 できる人ほど、結論とポイントだけ端的に述べますから、短時間でわかりやすいコミュニケーションができるのです。それは、相手に対する敬意の表れでもあります。相手にできるだけ時間を使わせないで理解してもらおうとの配慮があるからです。

「理屈はわかるけど、話すことで必死なので、結論から先に言うなんて器用なことは、な

かなかできないよ!」

こんな反論をよく頂きます。

 その通りだと思います。そう簡単ではないと思います。私も昔はできませんでした。しかし、新聞の記事の構成を真似することで、結論から話せるようになりました。新聞の記事は、文頭から5W1Hでできています。つまり、新聞の記事を書くようなつもりで話せばいいのです。