「勝てる人は、今日やるべき仕事を今日中に終らせることに真剣な人」




今日やるべきことを明日に持ち越してはいけません。

明日は明日で、その日のうちにやらなければならないことが出てくるからです。一流の人は、そのことをよくわきまえています。

目の前の仕事を終わらせることができなくて、何で新しいことができようか。一日の仕事もやり切れなくて、どうして夢や目標を達成でいようか、という精神です。

「明日があるさ」と思っていること自体、真剣に目標に向かって努力するときの障害になります。

成功者とは、その日にやるべき仕事をコツコツとやり、一日一日を完結させることができる人のことです。


 私はあるときから、一日を人の一生として捉え始めました。人生のメンターから教わったのです。人生山あり谷ありで、いつ死ぬかわからないのです。

 朝、目覚めによって「生」を受け、夜、眠りに入るときに、「死」を迎えます。朝起きるまでの寝ている間は、死の期間と見なせるのです。

これは、仏教的な発想で、「輪廻転生」と呼ばれています。

 この考え方でいくと、生きている間、つまり朝起きてから夜寝るまでの間に、やるべきことをすべてやらなければ、充実した一日(一生)を送れないことを意味します。

 明日は、今世ではなく、来世になるのです。そう思えば、一日を真剣に生きようとし始めます。

 要するに今この瞬間を大切に全力で生きるのです。

仕事も同じです。目の前にあることに誠心誠意一生懸命やり切ることです。仕事で成果を出すということは、その積み重ねでしかありませんから。