「仕事の達人のすごい習慣は、刻々と変わる仕事の優先順位を絶えず把握し、優先順位の高いもの順に片づけられることだ」




 複数の仕事を同時に与えられている場合は、まずスケジュールを考え、優先順位をつけます。

そして、その仕事の意味を考えながら、優先順位の高いものから全力を投入しましょう。あっちの仕事、こっちの仕事と並行してやっていると、集中力が欠けてミスや失敗を起

しやすくなります。

一つの仕事に全力で当れば、自ずと集中力もつき、仕事の密度も次第に濃くなります。仕事に費やす時間も短くなり、効率も上がって来るでしょう。


 仕事が少しできるようになると、上司や先輩からの仕事を頼まれることが急に多くなります。新人の頃は、一つや二つのことを単にやっていればよかったのですが、ある程度

慣れてくると、どんどん仕事を任され、多くのことを次々とこなさなければなりません。

好きな仕事であれば、いいのですが、ほとんどが、初めてだったり、苦手そうなことば

かりです。ここで大抵の人が間違えてしまいます。優先順位もしっかり考えずに、好きなことやできることから手をつけていくのです。


 既に述べましたが、「仕事とは自分の我儘との戦い」です。好きなことやできることばかり、優先してやっていたのでは、必ずトラブルが起こります。一番多いのは、期日までに間に合わないことです。

 どんな仕事にも、期日があります。ですから、仕事の依頼があったら、絶えずその都度期日を確認し、期日に間に合うように余裕を持って計画を立てながら終らせましょう!

 そのためには、いつも優先順位を再確認し、優先順位の高いものから順番に終らせていくようにするのです。

 四半世紀の間、日米アジアで仕事のできる人とできない人を見てきて思います。その大きな分かれ目になるのが、「一つの仕事が終る毎に優先順位を再確認し、新たな最優先順に沿って仕事ができる融通性を持てるかどうか」なのです。