「仕事とは自己の我儘との戦いだ。だからいやな仕事もどんどんやろう!」




 コピー取り、書類整理、電話番、会議室の片づけ、単純計算だけの書類づくり、先輩の鞄持ち……。誰でも新人のうちはこうした雑用をさせられます。

気乗りのしない仕事が多いでしょうが、目標を達成する人は、目の前にあることを全力でやります。それが次のステップにつながることをよく理解しているからです。だから、いやな仕事、気乗りのしない仕事も、積極的にバリバリこなしていきます。見ていて気持ちがいいくらいに。

そんなやる気は必ず評価され信用を得て、段々と大事な仕事、高度な仕事を任されるようになるのです。

これは一流のプロフェッショナルが皆通り抜けてきた道なのです。それが人間的にも一流の証でもあるのです。


私はその人が仕事をする資格があるかどうかを判断するのに、最初わざと単純作業や雑用を頼んでみることにしています。その際、嫌な顔したり、やらないで済むよう上手く逃げたりしたら、更に単純作業や雑用を頼みます。それで、再度同じような反応をするようでしたら、人間として失格であると判断し、大事な仕事は一切頼みません。

本物のプロフェッショナルは、人間としても、社会人としても素晴らしいのです。つまり、どんなことでも、前向きに全力でやるのです。

上司や先輩から頼まれた仕事であるのに、好き嫌いで力の入れ具合を決めるような人は、どの道に進んでも将来絶対に伸びません。自己中心者であり、我儘だからです。そんな人は、どんなに頭がよく、優秀そうであっても、時間の問題で周りの人から軽蔑され敬遠されるでしょう。誰もついて来ないのです。

 あなたは、そんな人に大事な仕事を頼めますか?

 私はできません。好き嫌いや気分で仕事をされては、ミスや失敗することは目に見えてわかります。それも後ろ向きの。

 彼らは、仕事が「自己の我儘との戦い」であることをわかっていないのです。ですから、仕事をする資格はありません。