私はこれまでにメンターと呼べる人を何人か見つけました。人生の師、先輩経営者、先輩経営コンサルタントといった方々です。
アメリカで働き始めたときは、社内の三人の上司をメンターと決めました。当時の私にとっては三人とも雲の上の存在で、一流のプロフェッショナルでした。30歳以上年上の彼らを意識して、すべてを学ぼうと心がけました。
そうしているうちに、同期入社の新人に比べ、自分がどんどん力をつけていっているのが実感できるようになりました。三人からはかなり可愛がられ、仕事の面だけでなく、生き方も勉強させてもらいました。
その三人のうちの一人が、たびたび登場してもらったミスターAです。
彼は前述したように、バリバリ仕事をしながら、月に2冊のペースで専門書を書き上げていました。信じがたいことですが、本当にこんな人がいるのです。
でも、彼との出会いにより、私だって、やってできないことはないかもしれないと思えるほどのやる気をもらいました。
ミスターAを超えるべく、五年間で100冊の本を出版しようと決めました。実際に出版予定の本のリストを作り、せっせと原稿を書いていますが、ミスターAのスピードに比べると、まだまだ充分ではありません。どうしたら彼のスピードを超えられるのだろう。それが次の具体的な目標になります。
メンターを持っている人は、メンターと自分を比較して「まだまだだ」と実感することになり、「もっと頑張ろう!」という気持ちになるのです。