「コミュニケーションをとる時は、必ず5W1Hを明言する。そうでなければ、できる人とは見られない」



「仕事は戦い、職場は戦場」

 これは、私が前に勤めていた会社の「超」仕事ができたアメリカ人上司、ポール・ウィバーさんの口癖でした。今は私の口癖にもなっています。

ウィバーさんは今では10万人のプロフェッショナルが勤める会社の経営陣の一人になっています。


 ウィバーさんは、コミュニケーションの達人でした。その彼が、いつも、コミュニケーションにおいて、私に要求していたことがあります。

「話は結論から先に言い、5W1H(だれが、なにを、どこで、いつ、なぜ、どうした)を必ず入れるように」です。

 それだけ聞けば、仕事上必要なことのすべてがわかるというのが、ウィバー氏の仕事におけるコミュニケーションの論理です。

 ウィバーさんはこれを実践すれば、仕事は必ず速くできるようになると、時ある毎に私に言っておりました。

なぜなら、仕事で最も時間を取り、頻繁にするのが、人とコミュニケーションをとることだからと言うのです。

 ですから、コミュニケーションを効果的・効率的にすることで、コミュニケーションでかかる時間を必要最低限に減らせば、あいた時間を他の仕事に使えるのです。


 5W1Hをカバーすることでの最も大きな利点は、人とコミュニケーションをとる時に、誤解が圧倒的に減るのです。これは、確認のために何度も同じ事を言わなくて済むようになるので、とても助かります。

 習慣になるまで大変ですが、慣れれば仕事が速くなると同時に正確にできるようになりますから、仕事上の成果も出て、時間的にも楽になります。そうすれば、心に余裕も出てくるから不思議です。まさに、「コミュニケーションにおける好循環」とも言えるのです。