「対話で解決できない問題はない。だから社会人として対話の達人を目指そう!」



 皆さんご存知ですか?

すべての問題が起こる根本的な理由が何であるかを。それは、対話が欠けているために起こる誤解からなのです。

ですから、どんな問題も、当事者間での直接の誠実な対話で解決できるのです。

これはよくよく考えれば、人間社会において、当たり前なことなのですが、なかなか理解・実践されていません。

そして、これは、悪意がある人は除いて、年齢・性別・国籍・人種・教育・育った環境・母国語など違っていても、どんな人間社会でも通用するユニバーサルなルールです。20年近く米国にいて、様々な人種・国の人と、お付き合いしてみて痛感しました。


 ところが、今若い人々は直接の対話をしません。ほとんどメールか電話で済ませます。それでもまだいい方です。連絡すらとらない人がほとんどなのです。

驚くことは、会社でも、隣同士に座っていても、直接話さないでメールでコミュニケーションを取り合うのです。


 対話はとても大事です。

メールと違って対話では、体全体を使って話したり聞いたりしますから、お互いとても理解し易くなります。

自分の言うことを真剣に聞いてくれるだけで、相手に親近感を覚え、有り難味が出てきて今度は相手を理解しようと努力し始めます。

話す中身以上に直接対話による時間の共有は、お互いの心のドアを開き距離を縮めてくれるものです。


 できる人になるということは、周りの人や上司にリーダー(候補)として認められるということです。

リーダーとして最も大事な能力の一つは、リードする組織とそのメンバーを理解し、またリーダーとしての自分を理解してもらい、信頼を得て、ついてきてもらうことです。そうでなければ、リーダーは務まりません。


 皆さんの周りで、総合的に人よりもできる人がいたら、ぜひその人を研究してみて下さい。普段はあまりその人と接したり、知るきっかけがないため、どうしてその人がそれだけできるという評価を得ているのか、わからなかったことでしょう。間違いなくその人は組織のメンバーと徹底的に誠実に対話をしてきた人です。


 米国で国際会計・経営コンサルティング会社に勤めていた際、「超」スピード出世してきたアメリカ人を上司に持ちました。

仕事もできるのですが、彼の「対話力」たるものは、人並み外れたものがありました。上司、同僚、部下、取引先、顧客、外部アドバイザーと、どんなに忙しくてもできるだけ時間を作っては一対一の本音の対話をするのです。

その結果、私を含め皆彼のファンになったのです。彼のためなら、何でもしてあげたいと真剣に思ったものです。

本当に対話の威力って凄いですね!