「前向きな言動をすることは、社会人として基本中の基本。できなければ、人生の敗者となる」



 悪いニュースを聞いて、同じ人間なのにどうしてこんなに受け止め方が違うのだろうと驚かされます。

特に自分にとって最悪の情報を得た時に、どう思い、どういう言動をとるか、でその人の人間としての器が測れます。

 どちらかと言うと、他人の力を当てにして生きる「他力本願」型の人は、自分にとって悪いニュースを聞くと、動揺し怒り嘆き落ち込みます。

「なんでよりによって自分にこんな不幸なことが起きなければならないの? この世に神様・仏様はいないの!」と恨みます。


ところが、すべて自分が起こした結果で責任は自分にあると考える「自力本願」型の人は、悪いニュースを聞いても受け取り方が大きく違います。

「ほらほら来たぞ! すべては自分がしたことが原因で結果となって現れているから、まず逃げずに真っ向から対応・解決し、これからはよくなる原因を作っていくぞ!」

このように極めてポジティブに解釈・対処します。


この受け止め方や気持ち、更に対応の仕方の違いは、生まれ育った環境にかなり影響を受けているのです。

ですから、いきなり「前向きな言動をしろ!」と言われても、簡単に変わることはできません。

世の中でできると言われている人は、「自力本願」型の人間なのです。

つまり、環境や結果に一喜一憂せず、「失敗も成功の元」としてポジティブにとらえ、更に大きく成長していく人です。


顧問先企業の社員で、自分ではまったく仕事で成果を出せないのに、他人や他社の評論や批判ばかりしている人がいました。彼は、自分に良いことが起こると有頂天になり、悪いことが起こると環境や他人の責任にする非常に卑怯な人でした。

その前にいた大手企業でも、そのような態度が問題で結果的には実質クビになったのです。そのことも彼は前の上司の責任として、絶えず文句を言っていました。結局彼は、自分の意思で会社から去っていったのですが、新たに勤めた先でも同じようなこと繰り返し、クビになってしまいました。その後、同様のことを繰り返し、結局3年間で、6社も会社を転々とし、今はフリーターをしているそうです。


長いようで短い人生。どうせ生きるなら外部環境に振り回されることなく、前向きに生きたいものです。

できる人はそもそも忙しくて、他人や他社の評論や批判などしている暇がありません。どんな時でも、前向きに生きていれば、上司や先輩は、間違いなくあなたのことを感謝・

評価してくれます。気がついたら、人生の勝利者になっていることでしょう。