「すべての基本は、まず自己管理をすることから始まる。自己管理ができなければ、どこに行っても何をやっても上手くいかないことを肝に銘じよ」



 自己管理のできていない人は、会社でも組織でも信用されません。社会人としても失格で、当然責任職にもつけられません。

従って、昇給・昇格などありえないのです。

理由は簡単です。

「そもそも自分という人間を管理できない人が、多くの人間が集まった社会や組織でどうやって他人といっしょにやっていけるのか」という素朴な疑問かつ不安が出てくるからです。


 どんなに仕事ができたとしても、どんな凄いことを過去にしてきたとしても、今自己管理のできない人は、私もまったく信用しません。昔は昔、今は今ですから。

 それは、夜昼また場所も関係ないのです。酔っていたからとか、旅行中だったから気を緩めたためなどいう言い訳は、大人の世界では通用しません。

また、今自己管理のできていない人は近い将来必ず崩れます。仕事もできなくなりますし、社会でも組織でも問題を起こします。人間というものはその辺とても正直です。


米国にいた際、仕事ができるのに自己管理ができない社員が何人かいました。

仕事ができるからということで大目に見て、最初は自由にさせていました。

しかし、時が経つにつれ、仕事も段々いい加減になっていきました。

猫を被っていたのでしょうか。良かったのは最初の一年だけで、二年目からは、大きなことばかり言って、私の気を引こうとするのですが、結局仕事としてまとまりません。


不思議なことに、自己管理のできない人は、同じような自己管理のできない人と付き合い親しくなっていきます。まさに「類は友を呼ぶ」状態です。

自己管理のできない人は、自己管理のできる人と付き合えますが、自己管理のできる人は、自己管理のできない人とは付き合えません。

自己管理のできない人のいい加減さに、フラストレーションやストレスが溜まり、最後には憤りすら覚えます。いっしょにいるのも苦痛になっていくのです。


様々な活動をしていく際、是非気をつけてほしいことがあります。

自己管理のできない人ほど大きなことを言い、過去の栄光の話をしたがります。まともにそんな話を受けて評価し期待すると、彼らが、急に人材に見えてきたりしまいます。

もし、言っていることが本当か、また本当に起こるのか、わからない時には、即決しないで下さい。まず時間をおいて、その自己管理のできない人が言ったことが本当に起こるかどうか確認してみて下さい。

私の経験から十中八九何も起こりません。

そして、その自己管理のできない人が、相手の責任にするなど、非の打ち所のない言い訳をしてきます。

その時遠慮しないで言ってください。

「それでは、今後はまず自己管理がしっかりできるようになったらいっしょに仕事をしましょう!」と。