「本物の『できる社員』は、人間として成長するために、人の嫌がる雑用や仕事を喜んでやれる人」
「できる社員」と見られる人は職場でも結構いると思います。しかし、本物の「できる社員」はそうはいません。
本物の「できる社員」は、人間的に立派です。その人が会社から辞めたら、どうしてもまたいっしょに働きたくて、いっしょに辞めてついていきたくなります。私にも、そういう上司や先輩がいました。
とにかくいつのいっしょにいたくなるくらい、人間的に魅力的なのです。
有名な話ですが、稲盛和夫氏が、勤めていた会社、松風工業を辞めて京都セラミック(現京セラ)を創業した際、どうしても稲盛氏といっしょに働きたいとのことで、松風工業から7名合流したのでした。
「人間的にできた人には、ビジネスにおいても、必要な時に必要なものは必ず集まる」
四半世紀の間、日米アジアで成功した方々を見てきて、実感することです。
稲盛氏も、彼の人間的魅力から、経営に必要とされる、ヒト、モノ、カネが自然についてきたのです。
人間的にできた人は、人が嫌がることを率先してやれる人でもあります。そんな人が職場に一人でもいたら、道場としての職場が活気付きます。
逆に活気のある職場には、人の嫌がることを積極的にやる立派な人が必ずいるのです。活気のある職場ほど、そんな立派な人が多いのです。
「本当に仕事ができるようになりたければ、まず人間的に立派になることを目指せ!」
私の元アメリカ人上司が時ある毎に言ってくれた言葉です。彼も、上司からそのことを言われ続けたそうです。上司でありながら、人が嫌がることを随分と積極的にやっていた私の上司のその言葉にはとても説得力がありました。