「仕事に真剣で速い人は、歩くのも速い。時間を無駄にしないことで、仕事への意気込みがそこは出ているからだ」
日米アジアで四半世紀以上ビジネスをしてきて痛感します。
仕事が速くかつ多くこなす人は、間違いなく歩くのも速いと。
「そんなバカな!」と思う人は、ぜひ仕事が速く多くこなす人をよくよく観察してみて下さい。例外なく、歩くのが速いですから。それも、歩いている姿から、気合を感じることでしょう。
ここで、問題にしているのは、単に仕事を速くやる人のことではありません。速いだけの人もいます。その人は、ただ単に要領がいいだけなのです。
本物の「できる社員」というのは、スピードにおいても、量においても、また費やす時間においても、人より勝っています。
要するに、速く仕事ができて余った時間を無駄にせず、もっと多くの仕事そうとする人のことをいいます。
速く仕事が終ったため余る時間を無駄にする人は、「できる社員」とは見られません。成果においては人並みですから。
ちょっと手際よく仕事しただけで、さも大仕事を速く終らせたかのように大げさに言う人が、どこの職場にいます。特に年配の人に多いようです。
新人は何もわかりませんから、そのように要領よく仕事をすることが美徳のように思わされるかも知れませんが、とんでもないことです。
仕事はコツコツとして地道な作業です。そんな先輩・年配者がやるように口先だけやるものではありません。仕事を振ることなどは、慣れて要領を覚えたら、誰でもできることなのです。
ポイントは、自分で悩み考え、葛藤しながら動き、どんどんスピーディーに処理していくことです。
口先だけで要領よく仕事をしている人の歩き方を観察してみて下さい。例外なく遅いですから。
歩く速さや姿勢で、その人の人生や仕事に対する考え方や価値観が出てくるから不思議です。
人一倍努力し、真剣に仕事や人生で成果を出そうとする人は、ノンビリ歩きません。戦場にいるようなものですから、夢や目標に向かってテキパキと速く歩くものです。
仕事中にもかかわらず、ボーっとして歩いたり、ノロノロ歩く人を、私は何事においても当てにはしません。それだけ進むことに真剣ではありませんから。
「一事が万事」で、真剣に生きている人であれば、歩く時でも、その真剣な姿が自然と出るものなのです。
逆に歩くという通常誰も見ていない行動の中に、実は一番その人の考え方や生き様が現れるものです。そればかりは、隠せないものです。生き方でもありますから。
ぜひ、時間を大切にする意味でも、気合を入れて仕事をする意味でも、速く歩くようにしてみて下さい。