「仕事は戦い、職場は道場、職場を出ればそこは戦場。道場での真剣な戦いが、戦場での実力となる」
真剣に仕事をしている人なら誰でもわかることですが、職場を一歩出れば、そこはもう待ったなしの厳しき戦場です。
周りには、戦いの相手ばかりで、助けてくれる人はそうはいません。
頼れるのは、自分一人であり、その自分の実力のみです。
であるならば、普段から道場である職場で、真剣に訓練を受け、しっかり練習・修業をして、力をつけていなければなりません。
しかし、職場にいれば、教えてくれたり、助けてくれたりする上司も先輩もいます。ですから、残念ながら、ついつい頼りきりになったり、甘えてしまいがちなのです。
そんな甘えがあれば、外での戦いに敗れてしまいます。
「道場での訓練・修業で勝てない者が、いざという実際の戦場で勝てようか!」となります。
どれだけ普段の職場での練習・修業が大事かを、「できる社員」は、無意識のうちでも自覚しているのです。
ですから、「できる社員」は、職場で何事においても真剣であり、全力でやります。その積み重ねこそが、頼れる力となるからです。
「自分なりに頑張りました」
これは、「できない社員」の口癖です。
この「自分なり」とは、とても都合のいい言葉です。本当に頑張っていそうで、聞こえはいいのですが、落とし穴は、できる範囲でしかしないということです。
もっと言いますと、背伸びや無理はしないということです。
よくよく考えてみて下さい。
「できない社員」が、「自分なりに頑張る」ということがどういうことかを。
それは、ダメなレベルでの頑張りです。つまり、一般の社員から考えれば、とてもレベルの低い頑張りであり、場合によっては、頑張りと評価できないほどの行動レベルなのです。
ある会社の社員が言いました。
「一つのことをするともう一つのことができなくなります。このままだと、両方とも成果が出ず共倒れになります。一つのことだけに集中してもいいでしょうか?」と。
この話を聞いた時私は、この社員はとても甘えていると思いました。そして、その曲がった根性が変わらなければ、この社員は伸びないと直感したのです。
何度も言いますが、仕事とは待ったなしの戦いです。
その戦いで、「一つのことで手一杯なので、他のことはやらなくてもいいですか?」ということは、甘え以外何者でもありません。もう敗因を作ったのも同然です。
戦いでは勝つため、また克服するためには、何でもチャレンジしなければならないのです。理屈ではありません。
まさに「不可を可能」にしていかなければならないのです。
まして、ここの登場してきた社員は営業担当ですから、職場を出て戦場に赴き、顧客候補との壮絶な戦いに挑まなければなりません。
そんな時に、一つのことだけしかできないと言っている場合ではないのです。
できることは、何でもやりありとあらゆることをしてでも勝利しなければならないのです。逆に勝てるまで挑戦し続けるともいえます。
職場を一歩出れば、もうそこは戦場です。一歩職場を出たら、すべての甘えを排し、とにかく弱き自分に挑戦し、自分の小さな殻を破るべきでしょう。