1月に海竜社さんから、『生まれ変わったように “本物の自信” がつく』(仮題)を出版することになりました。その本のエピローグをご参考のために以下に紹介致します。


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「命があれば何でもできる。だから命を絶対に粗末しない」

「成功者とは、成功するまで諦めなかった人のことをいう」

「人生終ってみなければわからない。だから最期まで熱く熱く生き抜こう」

 私が最近講演で必ず言う3つの言葉です。一人でも多くの人に、命の尊さ、生きることの大切さを、お伝えしたくて繰り返し繰り返し述べています。

 また私は講演で次の3つのことも必ず紹介します。

(1)世のため人のために生きることが、人間にとって最も尊い、また幸せな生き方です。ですから、「ギブ&ギブ&ギブ」(見返りを期待することなく、真面目に一生懸命生きている人達を応援すること)の人生を歩みましょう!

(2)人間的に最も成長するために、偉大な本物のメンターを持ちましょう!

(3)人間社会で成功する大切なポイントである「人間関係マネジメント力」(どんな人間とも上手くやっていけるだけの力)を養いましょう!

 実はこの本で一番お伝えしたかったことが、これらの言葉なのです。

 元々この本を書く予定はありませんでした。しかし、2006年10月初旬頃に突然一通の手紙が私の手元に届きました。その手紙の主である海竜社編集部の美野晴代さんが、次のように熱く綴っていたのです。

「……浜口さんはご著書の中で、ご自身のことを、『バカでダメ人間』とおっしゃっています。バカでダメ人間だった浜口さんだからこそ、バカでダメ人間の気持ちがよくおわかりになると思うのです。世の中に、自己啓発書はあまたあれど、できる人ができる人のために書いた自己啓発書が多いように感じます。できない奴の気持ちがわかる浜口さんに、できない奴のための自己啓発書をご執筆いただきたいと考えています。ダメな奴にも方法はあるはずです。それは、浜口さんがご著書の中でおっしゃっているように、やる気・素直さ・体力・愚直さ・融通性・謙虚さ、そういうものだと思います。そして、何より、仕事の中で無力感を感じる人は、それだけ仕事や周りの空気に対して敏感だということ。その柔い気持ち、思いこそ、武器になるのではないでしょうか。浜口さん、高い目線からの自己啓発書ではない、浜口さんだからこそできる低い視座のご本を一緒に作らせていただけないでしょうか。……」

 私は美野さんが書いたこの熱いメッセージに心打たれました。そして、私のようなダメな人が、この本を読むことで、少しでも元気と勇気を出し、自己変革に頑張ってもらえるようになればと願い、筆をとった次第です。

 ですから、もし、この本が読者に受け入れられたとしたら、私の力ではなく、美野さんの熱い思いが読者に届いたということになります。