「お世話になった人、支えてくれている人への感謝の念を忘れた時、その人は人間として最もダメになる」
私の1日は、祖先と周りの人への感謝の祈りからスタートします。メンターから教わったことで、素晴らしいと思い毎朝出勤前に必ずやります。
先行者の共通点の一つに、この感謝の思いが深いこと挙げられます。
彼らは知っています。自分一人では何もできなかったことを。数多くの人に支えられ、応援されて、はじめて成果を上げられたのを。
ですから、自分に生を与えてくれた、先祖や両親、またお世話になった人への感謝の念は絶えません。彼らがいなかったら、生まれてこなかったでしょうし、現在の自分がないのです。
そのことを思うと、私も毎日が感謝の念で一杯になります。
今は多少貧乏でも、健康を害していても、嫌な仕事をしていたとしても、人間関係で苦労していたとしても、この世に生まれて、喜怒哀楽が味合えること自体素晴らしいことではないでしょうか。
悩むこと辛いことがあるから、嬉しいことや楽しいことが、より生きてくるのです。丁度、丁度、冬がありから、春や夏が冴えるように、です。
私のメンターはある時言いました。
「長い人生行路には、うららかな陽光をあびた、春のような時もある。厳しい寒さと戦わなければならぬ、厳冬の夜のような時期もある。苦闘時代とは、いわば人生の冬の夜なのかも知れない。人によっては、この苦闘時代を青春時代に迎え、それを乗り切って幸せな人生を生きる人もいる。青春時代を避けて、年老いてから、苦闘せねばならぬ人もいる。私の場合、若い世代に、できるだけ苦労を味わい、これを乗り切って、強い一生の土台を創りたいと願ってきた。だが、決して、何か他人と違った特別な苦労をわざわざして、特別な人間になろうなどとは、毛頭思っていない。今なお、私以上に、大変苦労をし、それと敢然と闘っている人は、世の中に数限りなくいる。ただ、私も、多少の病苦、苦労があったために、他人の病苦や貧苦に対しても、人並みに心配するような人間になれたことを、心から感謝している。」
彼は何に対しても、また誰に対しても、すべて感謝し続けてきているのです。
その根本思想は、この世に人間として生を受け、人生を歩めること自体が、まず感謝すべきこととして始まっています。
成功した人は皆「感謝の達人」です。能力ではないのです。能力があると、却って感謝できない人になる傾向があります。
既にお話しましたが、私も自分が、能力がなくて良かったとつくづく思っています。もし、能力があったならば、良い成績を武器に、謙虚になれなかったのではないでしょうか。
成功者に成績が優秀だった人が、少ないのは、そんな理由でしょうか。
私は人間が最も謙虚になれ、人間的魅力を出せるのは、先祖やお世話になった方々に、素直に感謝の意を表せるときだと思います。
米国でお付き合いさせて頂いた大成功者達は皆そうでした。
ウォルマート創業者、サム・ウォルトン、不動産王、トラメル・クロウ、天才投資家、リチャード・レインウォーター、世界的女性起業家、メアリー・ケイ・アッシュ、ゴルフ場ビジネスの神様、ロバート・デッドマン、現代外食産業の生みの親、ノーマン・ブリンカー等々の諸氏です。挙げれば切がありません。
彼らの口癖は同じなのです。
「先祖や親に感謝しよう! お世話になった方々にお礼を言おう!」と。