「心の動きや乱れは、服装に現れる。会う人を敬う気持ちがあれば、まず服装を正せ」



 「服装なんて関係ない。中身だ!」とあなたは思うかも知れません。

 確かにそれも一理あります。

 でも、世の中には色々な人がいます。人によっては、服装がきちっとしていないと信用しない人もいます。私の経験では、そんな考えを持った人は、お年寄り中でも実力者に多かったようです。


 価値観は色々あっていいと思います。が、基本的にはダメ人間でもいいので、誰からも愛される人を目指すべきでしょう。

 なぜなら、相手から好かれようとすると、謙虚になれるからです。謙虚になれれば、人間的にどんどん成長します。気がついたらダメ人間でなくなっているのです。

ですから、人から好かれようとする努力は大事なのです。


 私は基本的にはダメ人間なのですが、数少ない特技があります。それは、服装を見れば、その人の真理状況、価値観、考え方が読めてしまうことです。

長年人を商売の相手に仕事をしてきたからでしょうか。会って5分も話せば、性格まで見破れるようになりました。まあ、職業病だとも言えますが。


 心がきちっと定まっている人は、服装も軽んじません。仕事であれば、ビシッと決めてきます。

 堀江貴文ライブドア前社長が、失脚した理由は色々あると思いますが、私は、服装もその一因だと思っています。

 と言うのは、ある時タクシーに乗った時に運転手さんが憤慨して語っていたのです。

「お客さん、ホリエモン(堀江社長)どう思います? 日本は資本主義経済国ですから、稼ぎまくるのは大いに結構だ。しかし、あのカッコウはないでしょう。目上の人に会うのにTシャツにGパンはひどいよね! 我々運転手は、どんなに暑い日でも、帽子をかぶりユニフォームであるスーツ着て、ネクタイをビシッと締めているんです。お客様に最大の敬意を払っているからなんですが」


 確かに当時公な場所でも、堀江社長がビシッとした服装をしていたのを一度も見たことがありません。もしそうしていたら、あれほどの敵を作らなくても済んだことでしょう。 

あんなカッコウを続けていたら、「私は社会人としてはダメなんです」と言っているようなものです。

 服装でちょっとした気を使わなかっただけで、本当に大きなイメージダウンにつながったのではないでしょうか。自業自得と言ってしまえば、それまでなのですが。

 

ビジネスをするのに、相手がビシッとした服装をしているのであれば、こちらもそうするべきでしょう。でなければ、相手によっては、見下されたとか、軽んじられたと受け取ることもあるでしょう。

「自分はダメだ」と思っている人でも、服装をビシッときめていれば、他人からはダメな人に見えないものです。


 私も服装をビシッとしていない人は、基本的に信用しないことにしています。

少なくとも、人間として一流ではないことは確かです。相手に対する気配りや思いやりがないのですから。

 ビジネスパーソンである前に、常識ある社会人でありたいと思いませんか?

 内面に自信がある人は、それを映し出すかのように外見もビシッとした服装をしているものです。