以下は、1月に発売となる私の本「たった一言が、人生を変える」のプロローグです。
ご参考になれば、幸いです。
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「あ~あ~、僕ってなんてこんなにバカで運が悪いのだろう! こんなに頑張っているのに悪いことばかりだ。一生こんな風なのかなあ?」
自分の成功と幸せのために、一生懸命努力していたのですが、やればやるほど、悪い結果が出てきて落ち込むのです。そうなると何に対しても投げやりになっていきました。
「もういいや。どうせ頑張っても、いいことなんかないから努力するのを止めた! バカバカしい」と。
ところが、メンターの一言で、生き方が間違っていることに気づきました。
人間は一人では何もできません。誰もがこの世に生まれてきて、赤ちゃんの頃から、親を始め多くの方々にお世話になり、応援してもらってきているのです。だから、一人前になり、成功もできるのです。
ですから、多くの人にお世話になり、応援してもらえるような魅力的な人間にならなければ、誰も助けてくれませんから、成功や幸福などありえないのです。
それではどうしたら、そんな魅力的な人間になれるのでしょう?
メンターはいつも言っています。
「世のため人のために生きること」です。
人間としてこの世に生まれてきた目的でもあり使命は、世のため人のために尽くすことです。そうしたとき、初めて人から感謝・評価され、応援されるのです。そして、この世に生まれてきた存在意義があるのです。
自分だけのために、自分のことだけしていたのでは、誰も助けてくれませんし、相手にもしてくれないでしょう。却って、利己主義者として邪魔されたり、批判されるでしょう。
自分のためだけに生きることでの最大の問題点は、人間的に成長しないことです。ということは、いつまで経っても、精神的にわがままな子供の状態でいるということです。
そんな人とあなたはかかわりたいですか? 応援したいと思いますか?
実は、私はずっとそんな嫌な人だったのです。
ですから、成功などするわけがありません。幸せを感じるなんておこがましい話です。他人のことはどうでもいいと思っていたのですから。
この本に紹介した人々は無名ですが、たった一度の人生を熱く熱く生き抜いた人々ばかりです。あまりに壮絶な人生で、彼らと過ごした日々を思い出しながら本著を書いていたら、涙が止まりませんでした。
そんな彼らと交わした言葉は、私にとって生涯の財産になっています。
彼らから学んだ意志を受け継ぎ、私も残された人生を世のため人のためにすべてをかけたいと願うばかりです。
この本が、皆さんに少しでも生きるための勇気と希望を与えることができたのなら、私にとって最高の栄誉です。
たとえ今苦しく、辛い状況にあったとしても、「冬は必ず春となる」を信じ、私といっしょに、弱き自己に挑戦しながら、生きて生きて生き抜いてまいりませんか!