「ホウレンソウ、つまり報告・連絡・相談を定期的にしなければ、どんなに仕事で頑張ってもあまり評価はされません。くれぐれも気をつけて下さい」

 これは、私が新入社員時代に社員研修でインストラクターから言われたことです。当時は、「そんなに大事なのかなあ? たかがホウレンソウでしょ?」と疑ってかかっていました。

しかし、部下を持つようになった時、初めてこのことの大切さを知ったのでした。

今は、私も経営者の端くれですので、ホウレンソウの大切さは嫌ってほど体験しています。


なぜ、そんなにホウレンソウが大切かわかりますか? 特に評価の観点から?

人の対処能力や判断能力には、限界があります。ベテランでもです。ですから、経験・知識・人脈がない若手が仕事をするとき、ホウレンソウをしなければ、間違える可能性が大なのです。

また、何か問題が起きたとき、すぐに上司にホウレンソウをしなければ、対応が遅れて問題が大きくなったり、致命的になることも往々にしてあります。

ですから、定期的、できれば迅速かつタイムリーに上司にホウレンソウをするべきなのです。

それが守られていれば、多少仕事でミスや失敗しても、評価は悪くならないのです。


 私は社員に「何かに一生懸命挑戦したときに起こる失敗やミスは大いに結構! むしろ歓迎すべきことだ」と言っています。

 その一方、「失敗やミスを起こしたとき、すぐにホウレンソウをしない無責任な人はうちにはいらない!」とも言っています。

 ここで、社員に伝えたいポイントは、「失敗やミスなくして、限界や新しいことに挑戦できないし、成長はできない! 従って、その場合の失敗やミスは、大いに喜ばしいことだ! なぜなら、自分の限界や新しいことに挑戦している証拠だからだ!」なのです。


 定期的なホウレンソウは次のいい流れを呼び起こすのです。


 定期的にホウレンソウをする

 上司や経験・知識のある先輩からのアドバイスや支援を得る

 なんとか問題を乗り切ることができる

 上司や先輩から評価され信頼も得る

 自信を得る

 仕事が楽しくなる

 やる気が出る


 せっかく一生懸命仕事をしているのですから、その努力が評価されるよう、徹底してホウレンソウをしたいものです。最終的には、それがやる気にもつながるのです。