お金儲けというと儲けることばかり重視する人が多いようです。しかし、儲けることだけ考えていたらいつか行き詰るでしょう。

 なぜなら、儲け続けるのは努力と工夫の結果だからなのです。一度や二度ならたまたま儲かるということはあります。私もほとんど努力しないで、儲かった経験があります。しかし、それが長く続くことはありません。あくまでも、一時的なことですから。

 世の中はすべてにおいて凄いスピードで変化していっています。それに伴って、ビジネス環境も激変しているのです。従って、それ以上に早いスピードでビジネスも進化・革新させていかなければ、必要とされなくなります。

 大事なことは、儲かり続けられるようなビジネスのプロセスを確立することです。そのプロセスができてしまえば、それを基盤にて応用し、違うビジネスでも儲けられるのです。所詮ビジネスでは、基本は同じですから。

 ご存知ですか、そのプロセスを確立できる人は、どんなことをしても儲けられるのを。儲かるかどうかは、結局、ビジネスの種類やビジネスモデルではないのです。ビジネスにおけるプロセスなのです

 もっと言うと、そのプロセスを通じてできる「儲かるシステム」を創り上げられるかどうかです。


 その典型的ないい例が、ブックオフです。

創業者の坂本会長は、誰もがニッチで衰退産業だと思っていた古本業界で、ファッション性やチェーンコンセプトを持ち込んだのです。そのプロセスの結果、見事に市場を創ったのでした。そして、会社も急成長させ、遂には上場させたのです。

 誰が古本業で何百店舗も出店し、上場できる規模のビジネスになることを予想できたでしょうか。おそらく、坂本会長自身も驚いていると思います。

 ただ、坂本会長は、ビジネスのプロセスを限りなく大事にされた人です。単に儲けようとして始めたビジネスではなかったのです。

とにかく大好きなそのビジネスを続けたかったのです。そのための考えに考えて、試行錯誤し葛藤しながら創ったプロセスだったのです。そのプロセスを通じて、業態をシステム化させ、ビジネスもどんどん進化させていきました。


 このように儲け続けられる人は、儲けるプロセス作りの名人です。そのプロセス構築の中に、システム、つまり仕組みの進化も入っています。

 ですから、一度しっかりしたプロセスを確立し、システムまで創ってしまえば、いつも必死に働く必要はなくなるのです。それよりも、どんどんプロセスやシステムを進化させ、より効果や効率の高いものを作り上げるのです。

 要するに、絶えず考え、どんどん新しいことにチャレンジしていくことのプロセスが大切です。それは、理屈ではなく、実践あるのみです。

 それを実践しているのが、日本ではソフトバンクの孫正義社長であり、海外では、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長だと、私は思っています。