お金を稼ぐことは、大変です。至難な業です。一時的に稼げたとしても、その後続かなければ、お金はすぐになくなります。そして、またお金のやりくりで苦労します。

 であれば、一時的・単発的な稼ぎではなく、自動的かつ長期的にお金が入ってくる仕組みを作る必要があります。

 しかし、このことを理屈ではわかっていても、実践できている人は、本当に稀です。継続的に自動的に稼げる仕組みを作ることは、それだけ難しいことなのです。

 まず、かなり頭を使って、知恵を出さなければ、アイディアはまったく出てこないでしょう。ポイントは、一人だけでなく、色々な人から意見や知恵を出してもらった方が、いいのです。

その方が、よりいい仕組みができるのです。また、実行するにしても、協力が得られやすくなります。

 ですから、お金儲けの長けている人は、人の意見や知恵を集めるのが得意なのです。

代表的なのが、松下電器産業の松下幸之助、ソニーの井深大、本田技研工業の本田宗一郎、京セラの稲盛和夫、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊等々の日本を代表する企業の創業者であり経営者各氏です。

彼らは仕組み作りの名人です。しかし、彼らだけで仕組みを作ったのではないのです。彼らの周りにいた人達が、知恵を出し協力して仕組みができたのです。

ですから、彼らは凄いリーダーシップでもって成功したにもかかわらず、周りの人々への感謝の気持ちを絶やしません。周りの人々あっての仕組みであることを、熟知しているのです。

従って、自動的にお金が入ってくるいい仕組みを作りたかったら、どんどん周りの人達にも、知恵をもらい協力してもらいましょう! 徹底して感謝の意を表しながら、どんどん協力していい仕組みを作っていきましょう! 

成功したあかつきには、彼らに恩返しをすることを忘れないで下さい。そうしなければ、せっかくの素晴らしい仕組みも崩壊するのは時間の問題となります。本気で支えてくれる人々が段々いなくなっていくのですから。

「破壊は一瞬、建設は死闘」です。

私が見てきた米国での大成功者達も、この例外ではありませんでした。

例えば、デルコンピュータのマイケル・デル、マイクロソフトのビル・ゲイツ、ウォルマートのサム・ウォルトン、バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット、トラメル・クロウのトラメル・クロウ等々の世界有数の大富豪がそうです。

一人で考えてやったわけではないのです。周りの人の知恵を拝借して、それをスピーディーに様々な方々の協力を得て実行に移したのです。

従って、大成功した彼らは、知恵を出し支えてくれた人々に対する恩返しを今でも続けています。