「蔵の財(たから)より身の財優れたり、身の財より心の財第一なり」

 座右の銘の一つです。

 お金や財産より体の健康の方が大事ですが、心の健康が最も大切であることを示しています。

 この言葉のお陰で、お金をより体、体より心を大切にしてきました。

 どんなにお金があっても、心の貧しい人は、他人から評価されませんし、本音で誰もついて来ません。


 ライブドアの堀江貴文前社長が「お金で買えないものはない」と言ったとのこと。あまりにも世間知らず過ぎて本物の富豪が聞いたら、笑ってしまうことかも知れません。

 現に、当時世界一の大富豪だったウォルマート創業者、サム・ウォルトンさんが、ある会社を買収するかどうかを検討していた際、顧問をしていた私にそっと耳打ちしたのでした。

「どんなにお金を出しても、人の心は買えません。人の心くらい自由が利かないものも珍しいものでしょう。だから、私は買収先企業の社員が、我々が買った後も、それまで通りいっしょにやってくれるかどうかが、企業買収の一番のポイントだと思っています」

 お金の限界を説いた本質的な話だと思いました。


 逆に「心の財を第一」にしていれば、蔵の財はついてきます。要するに心が健全ならば、お金もできてしまうのです。お金は心が豊かな人に集まってきますから。