「本物の成功を掴むためには、信念を持たなければなりません。信念を持ってやっていれば、聡明になっていくので騙されることはないのです」
私が人生のメンターとして仰いでいる方の言葉です。
信念を持ってやっているかどうかをみる一つの尺度になるのは、いざという時に、一歩も引かずに自分の意見が言えることだと思います。一つのことをやり抜こうとしている時に、色々な反対意見や、場合によっては、非難・中傷・誹謗があります。
正しいことを貫こうとすればするほど、それを阻止するために、反対、嫌がらせ、また邪魔する動きがあります。その時に、正々堂々と一歩も引かずに真っ向から意見を言えることが、勝つ要因になると思うのです。
正にその時にその人のやっていることへの真剣度がわかります。
人生山あり谷ありです。
「ビジネスは食うか食われるかの戦い、職場は戦場、従って仕事はすべて真剣勝負」
自らを律するために、作った言葉です。真理をついていると思いませんか。ついつい気を緩めがちな弱い自分に対し、この言葉を私は毎日心の中で叫んでいます。
いつも自分の弱さに負けてばかりで、本当に悲しくなります。が、この言葉を叫びながら、自分を戒め、気を取り戻して挑戦し続けています。
なぜ私がそんなことをするかと言いますと、歴史上失敗したり、失脚した人は、例外なくこの危機感がなかったのです。一つ成功したら、それに驕れあぐらをかき、気を緩め挑戦しなくなるのです。
私はこのことを、「革命的危機感」の欠如と勝手に呼んでいます。
逆に最後まで出世し続けた人、道を究めた人、偉業を成し遂げた人は、この「革命的危機感」をしっかり持っています。皆さんの周りにそんな人がいたら、よくよく観察してみて下さい。その方々は必ず「革命的危機感」を持ってやってこられたはずです。
「革命的危機感」を持った人は、とても魅力的です。常に自己に挑戦し、何事にも一生懸命なのです。凄く輝いて見えるので、とても魅力的なのです。
ですから、多くの人が魅惑されてついてくるのだと思います。
そんなに熱く生きていますから、いざという時ほど、その凄さを垣間見れるのです。一歩も引かないその真剣さは、反対者までも味方にしてしまうものです。
私のメンターは、無実の罪で投獄された時も、多くの人から非難中傷され、村八分にされた時も、人から裏切られた時も、また、やくざから脅され狙われた時も、一歩も引くことはありませんでした。弱音を吐くどころか、自分の意見を堂々と言い切り、そんなことは一切関係なく、毎日やるべきことを淡々とこなしてきたのです。
正に信念の人です。
私も本当にそうなりたいと願い、今で突っ走ってきました。
しかし、なかなかそのように信念を貫き通し、堂々と人生を歩んでいくことは、簡単ではないのです。
でも、大切なことはすぐできることではなく、とにかく毎日毎日弱き自己に挑戦することだと思うのです。そのうちいつかできるようになることを信じ夢見て。
何事も本当に成果を出したければ、命懸けでなければならないと私は思います。命懸けの捨て身でやらなければ、本物の成果は出続けられないでしょう。
特にビジネスにおいても、いつも順調ということはありえません。いつかおかしくなります。