「なんで私には幸運ってやって来ないのでしょう?」
私は、尊敬するメンター(師匠)に聞きました。
「当たり前です。幸運は待っていても来ません。自分から動いて動いて動きまくってようやく巡ってくるものです」
「なんで動いたら運がよくなるのでしょうか?」
「動いて色々な人々と会っているうちに、幸運を持って来てくれる人、即ち運命の人と出会えるからです」
「どうしたら、運命の人だとわかるのでしょうか?」
「すぐにはわかりません。運のいい人は、とにかく明るいので、とても明るい人と会いまくるのです。明るい人と会うと、いい影響を受けて、自分まで明るくなるのです。明るい人はよく笑います。昔から『笑う門には福来る』と言うでしょう」
「でも、そんなに明るい人と会える当てもないので、重い腰が上らず動けないのですが……動けるようになるにはどうしたらいいのでしょう?」
「簡単です。本当に運がよくなりたいと願うことです。そのためには、紙に書いくと効果的です」
「なんで、紙に書くといいのですか?」
「紙に書くと気持ちの整理ができるし、脳裏に焼き付く、つまり意識の中に重要なこととして、取り込まれるからです」
凡人には待っていても、運はやってきません。まず、動くことです。
私もこのアドバイスを頂いて、とにかく考えずに動きまくることにしました。
私は昔から極端で、一度何かをすると決めたら、徹底的にやるのです。ですから、その後、人にどんどん会い始めました。講演会、パーティー、異業種交流会等々、人が集まるところにできるだけ行きました。
その結果人脈がどんどん広がっていきました。そうすると、メンターが言われたように、少しずつ元気で明るくいつも笑顔の人達と知り合うようになりました。
驚いたことに、その元気で明るくいつも笑顔の人達は、同じように元気で明るくいつも笑顔の人達を紹介してくれるのです。
元気で明るくいつも笑顔の人達と会いまくっていると、自分まで段々元気で明るく笑顔になっていくのでした。
そして、元気で明るくいつも笑顔の人達は、親しくなればなるほど素晴らしい情報やビジネスチャンスを紹介してくれるのです。私は聞きました。
「なんで、そんなにすばらしいビジネスチャンスを私にくれるのですか?」
元気で明るくいつも笑顔の人が答えました。
「だって、君は私の兄弟のように身内同然だから。いつもいっしょにいて楽しいし、仕事もいっしょにしたいから」
「え! 僕といっしょにいて楽しいのですか? そんなこと言われたのは生まれてこのかた初めてです!」
「ええ、とても楽しいですよ! だって、君はいつも元気で明るくいつもニコニコしているじゃない。君といっしょに仕事していると、何か良いことが起こるような気がする。きっと君には『幸運の女神』がささやいてるんだよ!」
「うそー。逆です。あなたこそ、物凄く運が強そうじゃないですか! 僕なんか足元にもおよばないですよ」
「そんなことないよ」
「だって現にあなたは、創業した会社を大きくして、今は有名で大富豪ではないですか! 社会的にも評価が高いですし。僕とは違います」
「今は確かに私の方が知名度があり、お金があるかも知れません。でも、君は今のように明るくて人に好かれていけば、いつか必ず、大成功しますよ! 私は、人の将来の予想を外したことないですから」
「ありがとうございます。期待に沿えるよう頑張ります!」
お世辞でもそれだけ褒められると、嬉しいものです。いよいよ動いて動いて動きまわり、元気で明るくニコニコする気になってきました。
お陰様で、彼と出会ってから、私の運は急に良くなっていったのです。本当にどんどんいいことが起こってきました。動くことの大切さを体験したのです。