作家も芸術家ではないかと言えばそうですが、私のような純粋な文学ではなく、ビジネス作家もどきも入れて考えると、芸術家とは違います。

 先にも説明しましたが、私は高校3年生の時に、現在の本業である「国際経営コンサルタント」という職業に出会い、直感で天職だと察知したわけです。その直感は大当たりで、時間が経てば経つほど、天職であることを確認・確信できたのです。

 しかし、最近、もう一つの天職があることに気づいたのです。それは、作家業です。私の場合、作家を本業にしていくつもりはないのですが、本業と言えば本業なのです。

 と言うのは、コンサルタント業の中に、コンサルティング以外に、講演と(雑誌や本の)執筆も入っているのです。それは、前々から気づいていました。ですから、講演も執筆もしなければ、真のコンサルタントではないことは、痛感させられていました。

 でも、できませんでした。忙し過ぎて、書く時間がなかったのです。

 ところが、ある時本屋さんに行って他の著者の本を読もうとしたら、その本から声が聞こえてきたのでした。

「こら! お前何俺の本読んでるんだよ! そんな暇あったら、自分の本を早く書けよ! お前コンサルタントなんだろう? だったら時間がないなんて言っていないで、本業の一貫なんだから毎日少しづつでもいいから、コツコツ書けよ! 今度、会うまでに絶対やっとけよ!」

 こんな声が本屋さんに行く度に聞こえてくるのです。そのうち、うるさくなって本屋に行かなくなったのです。そしたら、今度は、家に置いてある本が、私に同じようなことを言い始めましたのです!

それで私は遂に観念して、本を書くための「出版セミナー」に出たりして、出版企画や書き方の勉強を始めたのでした。

そして、書き始めたら、どんどん書けるのです。小学校から高校まで、作文は大の苦手だったのにです。でも、書いていると楽しいし、とてつもなくいくらでも書きたくなるのです。 

逆に書いていると、なぜだか、落ち着き幸せを感じるのです。挙句の果てに、本業のコンサルタント業で溜まりに溜まったストレスの解消法にもなってきました。

書いたものが売れるかどうかは置いといて、段々書くことが天職であるのに気づき始めました。

そんなことで、書くことは、本業の一部でもありますから、自分が「天職=作家」の人と勝手に思い込んで、今は毎月一冊のペースで書き始めたのです。ですから、「天職=作家」の人は、私にとっては、他人事ではありません。

それでは、「天職=作家」の人の特徴を紹介します。

(1) 書くことが好き

(2) 読むことも好き

(3) 書き方や構成の仕方を絶えず研究する

(4) 書くネタをいつも探している

(5) 時間があればいくらでも書ける

(6) 書くために時間を自然に作る

(7) いつも書きたい衝動にかられている

(8) 素晴らしい本に出会ったら感動し憧れ、自分も頑張って書く気になる

(9) 書いたものがどうしたら売れるようになるのか、いつも模索している

(10) 他の著者の良いところを学び習得しようとする

(11) 読者からの意見や評価から学ぼうとしている

(12) 編集者や出版関係者等プロからの提案、意見、評価を受け止め応用しようとする

(13) できるだけ読者にわかりやすいように書く

 私も、書く仕事が天職だと最近直感したのです。今は、書くことに呪われているくらい書くことへの衝動がいつもあります。書きたくてしょうがないのです。特に本をです。

 おそらく、20年以上「国際経営コンサルタント」をしてきて、あまりにも大量の情報や体験を、インプットしてしまったため、話したり書いたりのアウトプットをしなければ、バランスが悪くて、気持ち悪いのかも知れません。

 いずれにしても、「天職=作家」の人は、自分に無理することなく、書きたいならば書けばいいし、書きたくなければ書く必要がないのです。まず、本人自身が納得しなければ、いいものは書けませんから。

 ポイントは、「天職=作家」の人は、どんな理由があろうとも、書き続けなければなりません。