私は、就職活動は大いにすべきだと思っています。なぜなら、自分自身の長所・短所や将来を深く考える絶好のチャンスだからです。また、生まれて初めて自分の価値を評価される厳しい現実を見るのです。

 もし、就職活動をしなければ、将来のことを真剣に考えさせられることはないのではないでしょうか? 沢山の応募者の中で、自分がその会社や組織で本当に働きたいこと、また将来有望で、戦力になることなどを客観的に論理的にアピールし、評価してもらわなければなりません。

 私にとっても、就職活動はとてもためになりました。私は、米国で就職活動をしたわけですが、基本的には就職活動は世界共通だと思います。勿論、やり方や時期は、国によって違うのですが、自分が一番向いていそうな会社や組織を見つけ、採用してもらえるようアピールすることにおいてはまったく同じです。

 一般的に就職活動には次のステップがあります。

(1) 色々な人と会い、就職に関するアドバイスを受ける

(2) 将来どうしたいのか、どうなりたいのかを決める

(3) どんな仕事をしたいのか決める

(4) その仕事ができる会社や組織を捜す

(5) 就職したい会社や組織の徹底的に調べる

(6) 会社や組織に就職の応募する

(7) 筆記試験や面接を受ける

(8) 採用内定通知をもらう

(9) 就職先を決める

就職先が決まるまで、かなりの労力、時間、お金をかけるわけですが、やればやるほど成

果に繋がり易く、それ以上に人間的な成長を促します。真剣に就職活動をすれば、終わった時には相当人間的に成長しています。

 将来に繋がる就職活動は、とにかく専門能力をつけることもさることながら、活動しながら人間性を高めていくことです。私は、人間性が高まれば、どこでも採用してもらえる可能性が大きいとみてります。

 実際に私が英語や専門能力もないのに、米国で大手国際会計・コンサルティング会社に採用してもらえたのは、面接官に好かれたからだと。