今、中国に来ています。ようやくインターネットが繋がりましたので、アップしました。


ある時、大手企業でスピード出世してきた最年少部長さんから相談されました。 

「まわりの人に気を配りながら、一生懸命仕事をしてきたつもりなのですが、私は、同僚や部下達から、陰で色々避難されているようで、それを聞きつけてきた上司から何とかするように言われました。それで、一人ひとりに聞いてみたのですが、みんな私に不満はないと言うのです。どうしたらいいですか?」 

実は、米国で経営コンサルティング会社を経営していた時、似たような相談を何度もされました。最初は私もどうアドバイスしたらよいのかわからず、先輩経営者やコンサルタント達に相談しました。そしたら、みんな次のようなアドバイスをしてくれたのです。 

「あまり気にすることはありません。実力のある人、出世できる人によくあることです。もし、仕事の上でどんどん成果を出し、出世していけば、間違いなくまわりの人から叩かれます。目立つからです。実力のない人、また成果を出せない人は、職場には必ず一人や二人います。彼らは、妬み焦りも手伝って、できる人のことをよく思いません。逆に悪く言います。そうやって、自分を慰め正当化するのです。ただ、そんなことは、事実無根ですから、見る人が見れば、すぐにわかります。謙虚にまわりの人に気を配り、立てて仕事をしていくことはあたりまえですが、心無い人の妬みや噂に振り回されることなく、会社や組織のために、どうどうとやるべきことを今まで通りしていけばいいのです。」

 なるほど、年齢・性別・学歴・国籍など問わない実力主義の米国でさえ、成果を出している人は、目立つので叩かれます。まして、「出る杭は叩かれる」国、日本では、叩かれるのは当然のことです。極端な話ですが、世界的に大きなことをしてきた人は、やっている最中は必ず叩かれてきました。それも、人格を否定されるような凄まじい非難・中傷を受けてきました。亡くなったりした後になって、「あの人は凄かった」「偉業を成し遂げた」などと評価されます。 人の噂や妬みなどに、振り回されることなく、どうどうと生きたいものです。

言いたい人には言わせておきましょう。自分のことは棚に置いて、人の非難・中傷ばかりしている暇な人には、「原因結果」の法則で、突然クビを切られるなど、必ず厳しい天罰が下ります。