ここ、横浜鶴見には中世に2つの城がありました。

そのうち1つ「寺尾城」については何度か書いておりますが、もう一つの「獅子ヶ谷城」については、その存在を知ったのもわりと最近で、早いうちに訪れておきたいと思っておりました。

やっとチャンスができたので、行ってみました。


「寺尾城」は、小田原北条(後北条)の家臣である諏訪氏の城であったと言われておりますが、「獅子ヶ谷城」については寺尾城以上によくわかっていないようで、地元史の史料にもあまり登場しないのです。

単に自分の勉強不足だったのかもしれませんが。。。(^^;

どこにあったのか、というと、目印になるのは、トレッサ横浜、あるいは「みその公園 横溝屋敷」

獅子ヶ谷城址に向かうには3つのルートがありますが、そのうち1つは、ここ横溝屋敷から入ることができます。

門をくぐり、左手に進むと管理事務所がありますが、その右側の道を入っていきます。

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この門は、当然ですが横溝屋敷開館中しか通れません。

そして、突然の“登山”になります(笑)。

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途中、もう1つのルートから上がってくる道との分岐がありますが、そのままひたすら登ること、およそ5分、山頂に到達します。

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山頂、とはいえ木が生い茂っていて、あまりそういう感じがしませんが、突然広場が出現します。

ここがまさに、「獅子ヶ谷城址」の部分です。

写真の看板にも書かれていますが、ここは「獅子ヶ谷市民の森」になっていて、本体からは全く切り離された、いわゆる分園のような扱いになっているようです。



獅子ヶ谷城についても先ほどよくわかっていないと書きましたが、どうやら「小机城」のいわゆる“前線基地”的なところだったようです。

解説記事がありましたので、そちらを引用しておきます(^^;。

http://www.geocities.jp/y_ujoh/kojousi.shishigaya.htm

こちらの解説・考察が、自分と似ておりましたので…。

但し、Wikipediaによると「小机城」の支城ではなかった、という見解もあるようですね。


ということで、獅子ヶ谷城址を後にして、こちらも初めての来訪となる「小机城」へ。

今回は、原付バイクで移動しましたので、横溝屋敷から環状二号線へ出て、新横浜から「新横浜元石川線」、日産スタジアム横を経て、というルートを選択。

日産スタジアムを通過すると、このような景色が見られます。

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※もちろん停車中に撮影しました

この、正面に見えてくる森のようなところが、目指す「小机城址市民の森」になります。


新横浜元石川線から逸れ、さて入口はどこか…と、勘を頼りに山の左手に回り込んでみました。

何度か、「ここか?」と思う路地に入り込んでは行き止まり、という行動を繰り返し(原付だからこその芸当ですが(^^;)、結局は横浜線の線路近くまで出て、右折。

左手に横浜線を見ながら進むと、小さく「→小机城址市民の森」と書かれた手書きの看板を発見。

そこを右折し、そのまま急坂を登ったところが、すでに市民の森の中で「根古谷広場」という名称のついた、トイレと水場がある小さな広場でした。

やむなくそこにバイクを置いて入ることに。

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画像が小さくて見にくいかもしれませんが、この広場に書かれていた地図を頼りに、公園の中へ。

ちょっと登ったところで丁字路になりますが、実はその向こう側が「空堀跡」になっていました。

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子供の頃、寺尾城の空堀跡は何度か見たことがありましたが、それよりも大きくて深い、空堀でした。

そこから左に進むと、「本丸広場」に。

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小机城の本丸だけあって、ここが一番広い郭跡になっていました。

何しろ、バックネットが張ってあって、おそらく少年野球の練習場としてでも使っているんだろう、という感じでしたから(笑)。

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ここ小机城については、Wikipediaを引用しておきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9C%BA%E5%9F%8E

上杉氏配下から一度落城し、後北条家臣の笠原氏の居城となったようです。

この近辺では唯一といっていいのではないか、と思っていたくらい(何故過去形なのかは後述)の立地で、“小机衆”が作られ後北条一族の最北端の拠点として、後期は機能していたようですね。

さらに散策を進めます。

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矢倉(櫓)跡

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土塁跡

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井楼(せいろう)跡

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先ほどとは別の櫓台

こちらには、櫓の土台跡と見られるものも残されて(復元されて?)いました。
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そして、二の丸広場へ。

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ここでちょうどお昼になったので小休止。

突然思い立った城跡巡りでしたが、炊飯器に残っていたご飯でおにぎりを作って持ってきていたので、ここでランチタイム。

しかし、夏の城跡巡り、暑いだけでなくいろんな“敵”がいました。

食べてる最中だけで、10ヶ所ほど蚊にさされました(^^;。

きちんと、虫除けなどの対策も講じないとダメですね(^^ゞ。


長くなりましたので、後編へ続けることにします。
明日の横浜DeNAベイスターズファームの試合で、こんなイベントが行われるようです。

YOKOSUKA STAR☆NIGHT開催記念!
秘蔵のユニフォーム緊急発売決定!


引用すると、

8月10日(土)に行われるYOKOSUKA STAR☆NIGHTの開催記念として秘蔵の湘南シーレックスユニフォームを発売いたします。
シーレックス時代からファームチームを応援していただいているファンの方々に喜んでいただける注目商品として、『湘南シーレックス実使用ユニフォーム』と『YOKOSUKA STAR☆NIGHT』限定タオルをお付けして200セットの限定販売が決定いたしました。
またとない“お宝商品”です。この機会を是非ともお見逃しなく!


という内容を見て、あることを思い出しました。


以前、ベイスターズファームが「湘南シーレックス」というチーム名を名乗る以前、ファームの年間パスポートは2種類ありました。

金額は忘れちゃったけど、上級パスは確か2~3万円だったでしょうか。

ベイスターズファーム主催全試合を観戦できるのはもちろんのこと、シーズンオフには横須賀プリンスホテルにて、ファームのメンバーとのパーティに参加できる、という特権付き。

しかもそのパーティでは、参加者全員にお土産として、選手が実際に使ったユニフォームがプレゼントされました。

それが、今回同様「誰のものが当たるのか、ホームかビジターかは開けてのお楽しみ」という内容だったそうです。


で、実際に何が起きたのかというと、パーティ終了後、その会場付近で開封する参加者。

そして、品定めが始まります。

「えー?!、この選手じゃいらなーい!」

と、関係者の前なのに平気で口に出すファンがいたんだとか。

うまく他の参加者と交換できた方も、中にはいたようですが…。


みんな、そのパーティとお土産が楽しみで、上級パスを買っていました。

でも、まぁつまり“ハズレ”を引いてしまった人も中にはいたようで。

今回のイベントでも、同じようなことが起きてしまうのではないか…、それを見た関係者、あるいは当事者は、どう思うのだろう…。


選手をとりまくファン環境は、当時と今とではかなり変わってきているようにも思いますが、今のファンが知らないような選手、あるいはコーチのユニフォームになったファンがそれを喜んで受け取ってくれるのか、関係ないっちゃない話だけど、ちょっと気にかかりました。
先日の「死都日本」読了から火山興味が加速して、ついに「日本火山の会メーリングリスト」なんていうところに入ってしまいました(笑)。

そこで流れてきたサイトなのですが、外国人の写真家さんが、桜島が噴火した時の様子を撮影された写真が紹介されていました。


http://petapixel.com/2013/03/14/epic-pictures-of-the-sakurajima-volcano-erupting-in-japan/


桜島といえば日常的に噴火を繰り返していることで有名ですが、写真の撮り方によっては、こんな幻想的かつ驚異的な写真になるのですね。

というか、これだけの現象を、日夜繰り返しているのですね。


東北地方太平洋沖地震から2年以上が経過しました。

火山のサイト巡りをしていてよく目にする言葉は、「地震で崩壊した国はないが、火山で崩壊した国はいくつもある」という文句。

確かに、その通りなのかもしれませんね。