☆136 満洲 | コイン好みAtoZ

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中国東北部、清朝滅亡後、各地方で軍閥等が勢力を争い混乱する中、この地域に進出を強めていた日本が1931年満州事変を機に関東軍が占領し、旧清朝の最後の皇帝溥儀を立てて建国した国。

評価は分かれますが軍部の暴走による傀儡政権との見解が妥当で、自国保護と経済拡大優先の為に欧米各国がアジア、アフリカを植民地化したのと同じ手法を取っている事は否めません。

但し枢軸国他多くの国の承認もあり、実質上日本(軍)によりコントロールされてはいましたが、主権を持つ独立国家として機能していたことは確かな事です。

清朝時代は民族発祥の地として、奉天(現瀋陽)を副都とした東三省を一括統治していた地域で、漢民族の進出を制限していまししたが、ロシアの南下政策後に解禁され、開発が活発化され人口も増大したようです。

通貨のは、中国銀元と同じ銀本位制でスタート後、1935年に管理通貨制度に変更となり、日本円と等価のレートで流通しました。

※5厘青銅貨 康徳3年(1936)

※1分青銅貨 大同3年(1934)

※5分白銅貨 康徳元年(1934)

※1角白銅貨 康徳5年(1938)

※1角白銅貨 康徳7年(1940)

※1分アルミニウム貨 康徳7年(1940)

※5分アルミニウム貨 康徳7年(1940)

※1角アルミニウム貨 康徳8年(1941)

※1分アルミニウム貨 康徳11年(1944) 満洲帝国銘