南米の大国。1822年ポルトガル王子を皇帝に据えブラジル帝国として独立、1889年に共和制となり、多くの移民を受け入れ発展を遂げています。戦後の通貨は絶えず安定せず、開発に伴う債務の重圧でインフレが繰り返され、6回のデノミを実施して現行のレアル(レイス)に先祖帰りしています。旧単位クルゼイロはポルトガル語で十字または南十字星の意味です。
まずは帝国時代のヨーロッパ王朝流のコインを3枚
20レイス青銅貨 1869年 ペドロ2世
※1000レイス銀貨 1858年 .917 12.75g 30㎜
※2000レイス銀貨 1888年 .917 25.5g 37㎜
共和制(合衆国)の女神デザインと特徴あるデザインのコイン
※2000レイス銀貨 1930年 .500 8g 26㎜ 合衆国
※200レイス白銅貨1930年表 ※500レイスアルミ青銅貨1924年表
※100レイス白銅貨 1901年表 ※1クルゼイロニッケル貨1970年表
※200レイス白銅貨1937年裏 ※2クルゼイロアルミ青銅貨 1949年
珍しい蒸気機関車 ブラジルの立体的地図
※100レイス白銅貨1937年表 ※50センタボ アルミ貨1961年表
タマンダレ海軍提督の肖像 伝統的な星のエンブレムデザイン
正面の肖像は珍しい。また1930~50年代に国内以外にあまり知られていない肖像のコインが多く発行されていて、調べるとブラジルの歴史が学べます。以上すべて通常貨ですが、時代によって多種多様なデザインで発行されており、古い時代から記念貨も含めると良いコレクションができる国の一つと思います。