たけにぐさに、
風が吹いているといふことである
たけにぐさの群落にも
風が吹いているということである(『病床』より)
※たけに/take in/ぺてん
風(フウ)→who/普/あまねく
吹く/blow/息を吹きかける
《嘘にさえ普く息を吹きかけている、もう一つの意味を蘇らせている》
正しくて愛しき人ゆえ いざさらに一を加えん
※正しい/Just(ちょうど、まったく)
愛しき/love/→ゼロ
加えるaddition→edition/版(複製)
《賢治いわく「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。》
言葉の壁を超えて在る者が同じ感情を象徴することが有る。
「ZYPRESSEN」はドイツ語で糸杉(cypres)のことだが、ひのきもはは詞また(sun tree、Japanise cypres)であり、それぞれ哀悼、悲しみの象徴とされている。
ゴッホの「糸杉」賢治の「ZYPRESSEN」など。
(時間について)
賢治が場所や時間を具体的に書き込むとき、それはその通りの場所や時間であるけれど、必ず現実から離れた全く様相の異なる時空をもう一つの風景として潜ませているのである。
たとえば『丘の幻惑}に(一千八百年代)とある、これはつまり(西暦一千八百年代)ともう一つには
※一千→一線/a line、→a lie/嘘、十/自由(嘘八百の自由な考えに代える)とも読めるのである。
『注文の多い料理店』に(十一月の山の風の中に)とあるが、これは(自由な宇宙の太陽は普く)とも読めるのである。
※一/uniから宇宙、二はdoubleから二重、三はsunから太陽、四は死、五はfiveからforever/永遠など、数さえも(もう一つの意味)を包含している。