ものはみな
さかだちをせよ
そらはかく
曇りてわれの脳はいためる
この世界
空気の代りに水よみて
人もゆらゆら泡をはくべく(『歌稿』より)
曇はウンと読んで、薀
脳はノウと読んで、納
世界はセイ・カイと読んで、逝、解
空気はク・キと読んで、句、鬼
代りはダイと読んで、内
水はスイと読んで、推
人はジンと読んで、腎
泡はホウと読んで法
《薀(奥義)を納める。
逝(人が死ぬこと)を解(悟る)。
句(言葉)で鬼(死綾)の内を推しはかる。
腎(重要なもの))は法(神仏の教え)である。》
『高原』
海だべがど おら おもたれば
やつぱり光る山だたぢゃい
ホウ
髪毛 風吹けば
鹿踊りだぢゃい
高原はコウ・ゲンと読んで、光、現
海はカイと読んで、皆
光はコウと読んで、考
山はサンと読んで、Sun(太陽)
髪毛はハツ・モウと読んで、撥、亡
風はフと読んで、普
吹はスイと読んで、推
鹿踊りはカ・ヨウと読んで、化、要
《光が現れる、皆(全て)の光は太陽である。
撥(おさめる)亡(死)を普く推しはかる。
化(教え導くこと)が要(かなめ)である。》
『岩手山』
そらの散乱反射のなかに
古ぼけて黒くゑぐるもの
ひかりの微塵系列の底に
きたなくしろく澱むもの
岩手山はガン・シュ・サンと読んで、眼、衆、サン(太陽)
散乱反射はサン・ラン・ハン・シャと読んで、サン(太陽)、算、覧、半、赦
古はコと読んで、個
黒はコクと読んで、告
微塵系列はミ・ジン・ケイ・レツと読んで、実、腎、啓、烈
底はテイと読んで、諦
澱はデンと読んで、伝
《眼(かなめ)は衆(みんな、人々)の太陽である。
算(見当をつけて)覧(よく見ると)半(二つに分けた一方)に赦(罪や過ちを許す)がある。
個(一人一人)に告げ、魅(人を惹きつける)実(内容)の腎(要)である、啓(人の目を開いて理解させ)烈(精神が強く正しいこと)の諦(真理)を伝える》
