落葉がかさこそと音を立てる、そのような響きを持っている。会話はたいていこれでおしまいである。

※かさこそ音を立てる/Rascheln→Rache/復讐する。

 落葉/Gefallenen Blattern→Gefahrden Bittere/危険にさらされている(脅かす)苦しみ。

 istはユダヤ人の暗示

 会話/Unterhaltung→Altvater/祖先

《危険にさらされている(脅かされている)苦しみに復讐する。ユダヤ人の祖先はたいていそれを持って死んでいく。

 

しかしこの程度の返答が、貰えないこともある。よくあることだが、まるで、材木みたいに、長いあいだ黙りこんでしまうのだ、もともとなにか材木のような感じを与える相手ではある。

※しかし(その他の点では)/Ubrigens→abringen/戦って疲れる

 返答/Antworten→Unterwelt/地獄、死者の国、黄泉の国、冥府

 もらう/erhaten→erharten/証明する

 長い/Lange→range→ringen/戦う

 黙っている/stumm→sturm/怒り

 材木/Holz→Hollisch/地獄のような、悪魔のような、恐ろしい

 のように思われる/scheint→scheiterr/破滅する

《この死者の国でさえも戦い疲れ、何時も証明できるとは限らない。しばしばユダヤ人は破滅にみえる恐ろしいものと怒り戦う。それは悪魔なのかもしれない。

 

あれはどうなる、とわたしはむなしい自問自答を続ける。あれに死があるのだろうか?死ぬものはすべて、死に先立って、一種の目的を持ち、一種の活動を続け、そうしたことに自分自身をすりへらすのである、これはオドラテックにあてはまらない。

※むなしい/Vergeblich→Vergesslich/忘れっぽい、忘れられやすい

 あれはどうなる/geschehen wird→geschehen wirr/精神錯乱を生じさせる。

 死ぬ/sterben→stauben/追い払う

 hat(haben)→Hatz/群れ

 先立って/vorhuher→vorfahr/祖先

 何らかの/eine Art→ahn artig/先祖の

 何らかの目的/eine Art Ziel/先祖の密告者

 活動/Tatigkeit→totung/殺害

 すりへる/zerrieben→zerlisen/読み古されたもの 

 当たる/trifft→triftig/根拠のある

《(差別は)忘れられやすい問題であるが(差別は)精神錯乱(混乱)を生じさせる。あれ(差別)は追い払われることがあるのだろうか。追放されるものは祖先の群れ、先祖の密告者による先祖のひどい殺害。それに関する読み古されたもの。

 しかし、差別には根拠がない。

 

だからあれは、糸を長くうしろに引きずりながら、わたしの子供の足素を、子供のそのまた子供の足素を通り抜け階段をころころところがり落ちていく、いずれそんな目にあうのであろうか?

※糸/zwirnsfaden→zwirnen fahrend/苦しみの遍歴

 足/Fuss→Hass/憎しみ

 子供/Kinder→Kitsch/がらくた、俗悪なもの

 階段/Treppe→Tropf/つまらない人間、ばか

 ころがり落ちる/Kollern→Kollerm/激怒する

《だから差別は苦しみの遍歴をたどりながら、俗悪なものへの憎しみを子孫にいたるまで抱き続け、つまらない人間に激怒する。》

 

たしかにあれは、誰に危害を加えるわけでもない、しかし、あれがわたしの死後もやはりあああああそんなふうに生き残っていかねばならぬかと思うと、一種の苦痛にちかい感情におそわれるのだ。

※危害/schadet→schande/恥、不名誉、汚名

 Ja/ユダヤ人の暗示/ist

 eine→ahn(ahne)先祖の暗示

 生き残る/uberleben→uberlegen/熟慮する、よく考える

 苦痛/schmerzliche→schmelzen/次第に少なくなる、消える

《誰も不名誉(恥)であるわけがない。(差別がユダヤ人の汚名にならないことははっきりしている)

 ユダヤ人は(先祖と共に)ほとんど(差別が消えるように差別についてよく考えなければならない。》