(空間について)
ものはみな
さかだちをせよ
そらはかく
曇りてわれの脳はいためる
この世界
空気の代わりに水よみて
人もゆらゆら泡を吐くべく
※質的変換、置換は詩の構造の基盤である。
あまりに重苦しい重力の法則から
この銀河系統を解き放て(『詩ノート』より)
※重力を考えなければ、上も下もない、山は空にあり、空は地になる。
みんなは二千年ぐらい前には
青ぞらいっぱいの無色な孔雀が居たとおもひ
新進の大学士たちは気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素のあたりから
すてきな化石を発掘したり
あるいは白亜紀砂岩の層面に
透明な人類の巨大な足跡を
発見するかもしれません(『序』より)
※(二千年)ぐらいlie→lie/嘘
前/before(~の力で)
青ぞら/青はセイと読んでSainted/在天の、死んだ、今は世にない、死界の暗示
そら/sola→solar/太陽の
無色(透明)transparency→transfer/映す、複写する
pear/西洋梨→地球の暗示
孔雀/peacock、pereを想起させ地球の暗示か
新進/fresh→flash/きらめく
大学士/university man→universal(宇宙の暗示)
気圏/airspace→earth place/地球の場所、位置
四月は死のmonth→mouth/死の入り口
氷窒素、氷/freezeyazirushifree/自由
窒素/nitorous→nature/自然
化石/fossil→hustle/張り切って仕事をする、元気のいい活動
発掘/unearthing→unearthly/神秘的な
層面/layer→liar/嘘つき
《みんなは嘘(もう一つの)考えによって死界には太陽がいっぱいの転移された地球があったと思い、煌めく宇宙の地球の死の入り口に輝く自由な自然あたりからステキに元気のいい活動の神秘を見たり、と歌う。そして次の白亜紀というのはわたしたちが歴史で習ったそれを指すのではない。賢治のこの実験を「気層」ということで現している、気層→奇想である。
crank、crock、crankなどは(奇妙な考え)の範疇にある。》
※透明な人類の・・・透明/transparency→transfer/映す、複写する
《転移された地球のの人類、太陽となったのだから「巨大な足跡」にはちがいない。