退院して家に戻ると、夫は開口一番「おまえ、皺だらけだぞ」と。

 

 確かに体重は63キロから53キロになり果ては44.8キロにまで激減。顔にも腕にさえも襞が(つまり皺である)

 身長でさえ153㎝だったものが、148㎝に(いつの間にか)。

 

 全体、恐ろしいまでに縮んでしまったわたし、背中も腰も曲りつつあり、どこから見ても(お婆さん)の態である。

(お婆さん)という響きの中に(時間は迫っている)の強迫観念が過る。

 

 どこで倒れてもいい、

 白露や 死んでいく日も 帶しめて(三橋鷹女)の句のようであればと願っている(望み薄かもしれないけれど)

 

 ラストスパート、ちょっと名残惜しい。(まぁいいか)の精神で愉しくいく!つもり。(80才だもの、未練はない)