老人たちはからだを起こそうとしたが、かれらのうしろの男がそれをなだめた。

※なだめる/beruhigte→beleuchten/照らす

 起こす/erheben/ほめそやす、(心を)高鳴らせる

《老人たちは心を高鳴らせたが、かれらのうしろの男がそれをなだめた。》

 

「あそこにだってあんな見物人どもがいるんだ」

※見物人/schacher→schauer/群衆、大勢

《「あそこにだってあんなに大勢(同族)がいるんだ」

 

監督官にむかって大声で叫び、人差し指でそとを指さした。

※人差指/Zeieg finger→Zeiitig/時を得た、折りよい

 そと/hinaus→himmel/天、天空

《自分自身に向かって叫び、時を得た天空を指差した。》

 

それからむこうの側にむけて、「そこをどけ!」と叫んだ。

※そこをどけ/Weg von dort

 Weg/道

 dort/あの世

「そこをどけ!」と言うのは「あの世への道だ!」と。

 

そのうえ二人の老人はさらに男のうしろに姿をかくした。男はその二人の幅のひろいからだでかばいながら、彼の口の動きから察するところ、遠いためきこえないながら何事かを言っているらしかった。

※二人の老人は「父母」男の後ろに姿をかくした、というのは男(太陽)と一体化(重なった)したという意味だと思う。

 太陽(大きな男)、地球、月(二人の老人)と直線上に並んだのではないか?

 何事かを言っているのは「早く来い!」あるいは「ここ(冥土)へはそんなに急ぐことはないぞ!」両方の相反する気持ちである。

 

かれらはしかし完全にきえたわけではなくて、どうやらきづかれずにまた窓の近づけるチャンスを狙っているようであった。

※消える/verschwanden、ver/消滅、移動。stiwanden/減る、しぼむ

 ~ではなくて/sondern/分ける、離す

 svhienen/輪跌をはめる

 auf/限定された空間内、~の上で、~の表面に

 unbemerkt/気づかずに、ひそかに

 wieder/また再び、元通り戻る

 窓/Fenster→Finsternis/(天)食

これを全体の意味から推して考えると、彼ら(月・地球)はしかし完全に消え去ったわけではなくて、輪鉄をはめてごく短い時間かそのままとどまっただけで(離される))つまりどうやら気づかれずにまた「食」から元通り(通常の状態)に近づけるチャンスを狙っているようであった。

 

「図々しい、遠慮知らずなやつらだ!」

Zudringliche,rucksichtslose Leute!

※図々しい/Zudringliche→Zuganglich/親しみやすい、近づきやすい

 遠慮しらず/zucksichtslose→Ruckschluss/帰結(結果)から理由を(原因)を求める推量、逆推量

 人々/Leute/一族

《「親しみやすい人たちだ!(逆推量したわが一族は)