「われわれがどんなつまらん者であろうと、少なくともいまはあんたにたいし自由な人間だということを、あんたわすれているんだ。
※自由な人間/freie Mannaer→freie/遠慮のない、思うがまま Mare/物語、伝説、作り事
《「我々がどんなにつまらん者であろうと、少なくともいま自分たちは配慮のない伝説(の中の人物)だということを、あんたわすれているんだ。」
「これはちっとやそっとの優越じゃないんだぜ。」
※優越/Ubergewicht→Aberglabig/迷信
《「これはちっとやそっとの迷信じゃないんだぜ。」》
ひょっとしたら彼がいま次の部屋のドアをいや控室のドアをあけてもこの二人はぜんぜん彼を阻網としたりしないのかもしれない。もしかするとそんな極端なことをやってみるのが、全体の一番簡単な解決法なのかもしれなかった。
※次の/folgenden→Felge/輪、縁、大車輪(車は北極星「梃子の点」の暗示)
二人/Beiden→/牧場の草を食う
極端/Spitz(とんがり髭の男は太陽、(とんがり)という単語は太陽の暗示かも知れない。
解決法/Losung/抹消、消す
《ひょっとしたら彼がいま(現世と冥土の転換点)の梃子の点をあけても、この二人はぜんぜん彼を阻もうつぃないのかもしれない。もしかするとそんな極端なことは(太陽・地球・月の三つが並ぶつまり月蝕)をやってみるのが、全体居T版簡単な抹消法(死)なのかもしれなかった。》
ひょっとしたらかれがいま次の部屋のドアをいや控室のドアをあけても、この二人はぜんぜん彼を阻もうとしたりしないのかもしれない。
この文章は、第9章の「そんなに入りたいのならおれの禁止などかまわずに入ってみるがいい」と同義である。