みずうみのみなとのなつのみじかけれ

 

 ひらがなの平板な並びには不思議な怪しいまでの静謐がある。これは現実ではなく回想の心理的景色ではないか。

  みずうみのみ、みなとのみ、みじかけれのみ、み・・・み・・・み・・・~これは漣(さざなみ)を暗示。

 みずうみのみなとの船着き場は並べてボート乗り場である。

 あの激しくも熱い夏は短く終わってしまった、みじかいけれど今もなお心に疼いている。

 波打たぬ文字の並列(微かな漣)と激しく波打つ胸の内、悔恨と愛惜に激しく揺れている、長く今もなお。