東京へ来たらお金が六銭残りました。斉藤平太はその六銭で二度ほど豆腐を食べました。それから仕事をさがしました。けれども語がはっきりしないのでどこの家でも工場でも頭ごなしに追ひました。

 

 六銭はは無銭、つまりお金なんか持っておらず、お金は無関係。

 二度はジ・トと読んで、字、図

 豆腐はトウ・フと読んで、等、普

 仕事はシ・ジと読んで、死、治

 語はゴと読んで、期

 家はカと読んで、果(結末)

 工場はコウ・ジョウと読んで、光、常

 頭はトウと読んで、等。

 追ひましたはツイと読んで、終

 

《禱(祈り)の教えは金(尊い)、お金は無くとも字の図(はかりごと)の自記である。

 死を治める期(とき)、果ては光となる常で等しく終(人生の終りを迎えること)になります。》