ところがどうもをかしいことはどう云ふわけか平太が行くとどの大工さんも変な顔をして下ばかり向いて働いてなるべく物を言はないやうにしたのです。
云うはウンと読んで、運
平太はビョウ・タイと読んで、平、太
行くはコウと読んで、惶
大工さんはダイ・クと読んで、die(死)、軀
変な顔はヘン・ガンと読んで、遍、丸
下ばかり向いて働いてはカ・コウ・ドウと読んで、化、光、同
物を言はないはブツ・ゲンと読んで、物、現
《ところがどうもをかしいことはいかなる運(巡り合わせ)か、平太(平等である太陽)を惶(怖れて)どの大工さん(死の体)も遍(あまねく)丸くなり、化(形、性質を変えて別のものになる)で光と同じようになり、物(亡くなる、死)として現れたのです。》
平太が分教場の方へ行って大工さんたちの働きぶりを見て居りますと大工さんたちはくるくる廻ったり立ったり屈んだりして働くのは大へん愉快さうでしたがどう云ふ訳か横に歩くのがいやさうでした。→《雨》
(こんなことは実に稀です。)
平太が消防小屋の方へ行って大工さんたちの働くのを見てゐますと大工さんたちはくるくる廻ったり立ったり屈んだり横に歩いたりするのは大へん愉快さうでしたがどう云ふ訳か上下に交通するのがいやさうでした。→《風》
※大工さんたちは光であり、雨風、もう姿は見えない。
斉藤平太は分教場の玄関から教員室に入らうとしましたがどうしても行けませんでした
それは廊下がなかったからです。→《老化》
(こんなことは実に稀です)→稀は奇跡(神秘的な出来事)→《鬼籍/死者の記録》
どうしても二階に昇れませんでした。それは梯子がなかったからです。
梯子/Lader→Later《その後》→死者(冥界)にその後はない。