(中略)

 

 さてそれから森もすっかりみんなの友だちでした。そして毎年、冬のはじめにはきっと粟餅を貰ひました。

 

 (森友毎年冬粟餅貰)はモリ・ユウ・マイ・ネン・アワ・ヘイ・シャと読んで、魍霊、幽、埋、然、hour、蔽、遮。

 

《魍霊は幽(閉じ込められ)、埋められました。

 hour/時間は蔽(見えない)ように遮られました。

 

 おれはあけ方、まつ黒な大きな足が、空を北へとんで行くのを見た

 

(方黒足空北行見)

 

 あけ方は妙法かもしれない。

 黒(酷い)大(die/死)足(悪)が空(根拠がない/存在するが存在しない領域)を北(north→naught/無)へとばす行(講/話)が現れる。

 

 非常に深い内容なので安易に書き進めることが難しい。

 この物語は妙法・日月の正しい教え、自然と人との原始的根本的な存在論を言及、呈示しているのではと思う。 

 有ると思えば無く、無いと思えば在る空の教え。

 平等という基本理念が常に見え隠れしており、大きく打たれる作品であること…賢治先生は巨きすぎます!