(第5章)

 太陽の平等

 常に太陽を描き、常に太陽の平等には神仏の教えがある。どの詩の中でも常に(平等)を繰り返し唱え鬼(死者の魂)の赦(罪や過ちを許すこと)を願っている。

 

   『春と修羅』

 

 心象のはひいろはがねから

 あけびのつるはくもにからまり

 のばらのやぶや腐植の湿地

 いちめんのいちめんの諂曲模様

 (心象腐植湿地諂曲模様)はシン・ショウ・フ・ショク・シツ・ジ・テン・ゴク・モ・ヨウと読んで、真、照、普、続、悉、弍、展、極、模、要。

 

《真の照(あまねく光が当たる=平等)は普く続く。

 悉(ことごとく、全て)は弍(二、二重)を展(開き)究める。

 模(手探り)が要(かなめ)である。

 

 (正午の管楽よりもしげく

  琥珀のかけらがそそぐとき)

 いかりのにがさまた青さ

(正午管楽琥珀青)はショウ・ゴ・カン・ガク・コ・ハク・ショウと読んで、章、語、換、学、個、魂、照。

 

《章(文章)は語(言葉)を換(入れ替え)学(研究する)。

 個(一人一人)の魄は照(あまねく光が当たる=平等)である。》