野原ノ松ノ林ノ陰ノ

 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

 東ニ病気ノコドモアレバ

 行ツテ看病シテヤリ

 西ニツカレタ母アレバ

 行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

 南ニ死ニサウナ人アレバ

 行ツテコハガラナクテモイゝトイヒ

 北ニケンクワヤソショウガアレバ

 ツマラナイカラヤメロトイヒ

 ヒデリノトキハナミダヲナガシ

 サムサノナツハオロオロアルキ

 ミンナニデクノボートヨバレ

 ホメラレモセズ

 クニモサレズ

 サウイフモノニ

 ワタシハナリタイ

 

(野原松林陰小萱小屋東病気行看病西母行稲負南死人行北)はヤ・ゲン・ショウ・リン・イン・ショウ・カン・ショウ・ヤ・トウ・ビョウ・キ・コウ・カン・ビョウ・サイ・ボ・コウ・トウ・ソク・フ・ナン・シ・ジン・コウ・ボクと読んで、冶、現、章、倫、隠、章、換、照、也、等、描、記、講、等、即、普、難、止、腎、講、黙。

 野はヤと読んで、冶。原はゲンと読んで、現。

 松はショウと読んで、章。林はリンと読んで、倫。

 陰はインと読んで、隠。

 小はショウと読んで、章。萱はカンと読んで換。

 病はビョウと読んで、描。気はキと読んで記。

 行はコウと読んで、講。看は病カンと読んで換。病はビョウと読んで、平。

 西はサイと読んで、済。母はボと読んで募。

 行はコウと読んで、講。稲はトウと読んで、等。束はソクと読んで、即。

 負はフと読んで普。

 南はナンと読んで、難。死はシと読んで止。人はジンと読んで、腎。

 行はコウと読んで、講。

 北はボクと読んで、目。

 

《冶(練り上げて)現れる章(文章)には倫(人の行うべき道)が隠れている。

 章(文章)を換(入れ替える)と照(あまねく光が当たる=平等)也。

 等(平等)を描く記であり、講(話)を換(入れ替えても)平(平等))であり、済(救い)を募(広く求める)。

 講(話)は等(平等)、即ち普く難(苦しみ)を止めることが腎(重要)であり、講(話)の目(狙い)である。》