首尾よく第六交響楽を仕上げたのです。ホールでは拍手の音がまだ嵐のやうに鳴って居ます。楽長はポケットへ手をつっ込んで拍手なんかどうでもいゝといふやうにのそのそみんなの間を歩きまはってゐましたが、じつはどうして嬉しさでいっぱいなのでした。
(首尾第六交響楽仕上拍手音嵐鳴居楽長手込拍手間歩嬉)はシュ・ビ・ダイ・ロク・コウ・キョウ・ガク・シ・ジョウ・ハク・シュ・イン・ラン・メイ・キョ・ラク・チョウ・シュ・コ・ハク・シュ・カン・フ・キと読んで、衆、美、大、禄、光、教、極、死、常、魂、主、隠、覧、冥、距、絡、眺、趣、換、譜、祈。
《衆(大ぜいに人々)は、美しく大きな禄(幸い)の光の教(神仏の教え)を極め、死を常としたのです。
魄(たましい)の主は隠れている。
(しかし)覧(よく見ると)冥(死後の世界)は距(隔たっている)が絡(つながっている)。
眺(遠くを見渡す)趣(考え)である。
換(入れ替えた)譜(物事を系統的に書き記したもの)は祈りである。
(第一夜)ゴーシュが弾いたのは「インドの虎狩り」インドラは雷の神。雷の発生時にはO₂がO₃(オゾン)になる。
(第二夜)灰色の鳥/Gray Bird→Gray beard(老人)
「ところが私はドレミファを正確にやりたいんです。」
「えゝ、外国へ行く前にぜひ一度いるんです。」
(私正確外国行前一度)はシ・ショウ・カク・ガイ・コク・コウ・ゼン・イチ・ト・と読んで、詞、照、較、我意、告、考、全、逸、図、我意、哭、千、逝、胸。
《詞(言葉)を(照らし合わせて)較(くらべる)。
我意を告げる考えの全てが逸(隠れている)。
図(はかりごと)の我意、哭(大声で泣き悲しむ)。
千(たくさん)の逝(人が死ぬこと)の胸(心の中)である。
※正確はショウ・カクと読んで、正覚(正しい悟り)
「ところが私の本懐は正しい悟りを得たいんです」
「えゝ冥府へ逝くまえにぜひ道理(悟り)がいるんです」
言葉を複合的に作用させている。