(第一夜)

 

 すると外から二十日過ぎの月のひかりが室のなかへ半分ほどはひってきました。

 (外二十日過月室半分)はガイ・ジ・ジユウ・カ・ガツ・シツ・ハン・ブンと読んで、我意、字、自由、化、合、質、判、文。

 

《我意は字の自由な化(形、性質を変えて別のものになること)を合わせて質(内容)の判(可否を定めた)文である。

 

 (第二夜)

 

 十二時は間もなくすぎ二時をすぎてもゴーシュはやめませんでした。それからもう何時かもわからず弾いてゐるかもわからずごうごうやっていますと誰か屋根裏をこつこつと叩くものがあります。

 (十二時間過一時二時何時弾分誰屋根裏叩)は答、普、換、化、逸、字、普、示、課、字、談、推、也、渾、理、講。

 

《答えは普く辞(言葉)を換(入れ替えること)で化(教え導くこと)が逸(隠れている)。

 字を普く示し課(割り当てた)字で談(話)を推しはかる也。

 渾(全て)理(宇宙の根本原理)の講(話)である。