ゴーシュも口をりんと結んで目を皿のやうにして楽譜を見つめながらもう一心に弾いてゐます。

《講(話)は訣(人と別れること/死)が目(観点)であり、新しい学(研究)を普く兼ねている。

 逸(隠れているもの)は新しい談(話)である。

 

 音楽を専門にやつてゐるぼくらがあの金沓鍛冶だの砂糖屋の丁稚なんかのより集まりにまけてしまつたらいったいわれわれの、面目はどうなるんだ。

《隠れた学(研究)には千(沢山)の問いがある。

 字を調べると等(平等)の憶(想い)が呈(外に現れる)質(内容)の記である。

 終りまで普く綿(細く長く続くこと)を黙っている。

※金沓鍛冶/Shoe Maker→シューマン

 砂糖屋の丁稚/Beet vender→ベートーベン

 

「いつでもきみだけとけた靴のひもを惹きづってみんなのあとをついてあるくやうなんだ、困るよ、しっかりしてくれないとねぇ。」

☆楽長(太陽)に叱られるゴーシュ(地球)

 とけた靴のひもというのは、電光

 光速と音速、光ってから音が後から来る現象(落雷にはオゾンの発生がある)