これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と硬質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケッチです
これらについて人や銀河や修羅や海胆は
宇宙塵をたべ または空気や塩水を呼吸しながら
それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが
それらも畢竟こゝろのひとつの風物です
たゞたしかに記録されたこれらのけしきは
記録されたそのとほりのけしきで
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわつぃの中のみんなであるやうに
みんなおのおののなかのすべてですから)
漢字(二十二箇月過去方角紙硬質明滅同時感心象人銀河阿修羅海胆宇宙塵空気塩水呼吸新鮮本体論畢竟風物記録記録虚無虚無自身程度共通中)を読み、もう一つの文章に置き換えると、
《自(わたくし)は自由な字にする。
個(一つ一つ)を合わせ、化(形、性質を変えて別のものにすること)に拠り法(神仏の教え)を書く、死の講(はなし)である。
死地である冥(死後の世界)の滅(消えること)を導く。
字を換(入れ替えると)新しい章(文章)になる。
腎(重要なこと)を吟じ、化(教え導く)。
衆・等(人々)を解(諭す)譚(話)である。
迂(遠まわし)に註(意味を書き記す)。
腎(大切なこと)は句(言葉)と鬼(死者、亡霊)との縁(つながり)を推しはかることである。
個(一つ一つ)を究め、審(正しいかどうかを明らかにする)と宣(述べ)翻(作り変えた)他意を論じる。
化(教え導く)教(神仏の教え)を持つ(手に持って離さないこと)である。
鬼(死者、亡霊)を録(文字に書き記すこと)を挙(企てる)謀(はかりごと)を拠(より所)とする。
謀(図りごと/計画)の字が審(正しいかどうかを明らかにし)定(物事を一つに決めるように)努める。
胸(心の中)でツウ/two(二つ)を注(書き記している)》