そう、今日は結婚記念日、しかも五十年目!
六人姉兄の末っ子というだけで決めた相手は、お金も力も何もない青年(31才)。
お金も力も何もなく、あるのは酒飲みの父と病弱の母の老後だけという長女のわたし(29才)。
病弱の母の病院通い、透析治療も一日の大半を費やす仕事、父の暴言。一つもいいことのない暗さからの脱却は人柄の良さげなこの人に頼るしかないと決めての結婚でした。
母を送り、父を送ったのは四十代半ば・・・。晩年の父の安らぎを思うと、これで良かったのだと。
まさかの妹の多大な援助、「ありがとう」姉さんは恥ずかしながら感謝ばかりです。
倹しい暮らしの中で二人の息子も独立した今、親のわたしも羨む生活をしている息子たちの家庭。五十年後を迎え天国の両親は何を思っているでしょうか。二人がそれぞれわたしに「ありがとう」といった最期の言葉がわたしのなかで生き続けています、わたしこそ「ありがとう」です。
爺婆の暮らしはそれなりに滑稽ですが・・・愉快に過ごしています、「ありがとう」
