壮年男女は一日の仕事のしまいに忙しく子供は薄暗い垣根の陰や竃の火の見える軒先に集まって笑ったり歌ったり泣いたりしている、

 

※一日(一日)→終の旅立ち、

 仕事→死後と

☆子供は薄暗い垣根の陰や竃の火の見える軒先・・・火の見える軒先は位置的には陰である。

 死んだ子供たちは壮年の男女(死に逝く人々)を見ている光景。

 

『宮地やよいところじゃ阿蘇竄ふもと』…ここはよい所じゃ、あそ(あなた)のふもと(父母)

 

 四国の三津ケ浜に一泊して汽船便を待った時のことであった。

 

※四国の三津ケ浜・・・死国の三途の浜。

 汽船→帰泉(死ぬこと)、黄泉の国へ行くこと。

 

 知る顔もなければ見覚えの禿げ頭もない

 

※見覚えの禿頭・・・太陽。

☆つまりここは現世でない、琵琶僧は亡霊に違いない。