『3つの停止原基』

 アサンブラージュ:クリケットの箱(129.2×28.2×22.7㎝)の中に少なくとも長さ1メートルの糸3本がカンヴァスの切れ端(120×18.4㎝)に糊付けされ収納、糸が描く曲線に沿って削られた細長い木製板それぞれにガラス板

 

 3つは任意の数であり、たまたま3つに過ぎない。

 しかも3本の糸の偶然の流着地の線に沿った形態に削られたものである。

 

 数多(砂の数・星の数)の中から任意の数値、形態を選んで停止原基と名づけ箱に収めたものである。

 偶然、任意のものが原基だという。

 

 逆に考えると数多(全て)の物が原基であり、等しく原基であるという逆説にたどり着く。

 この世に存在するもの総てが等しく原基であるという主張である。

 

 写真は『DUCHAMP』TASCHENより