最大の羨望は自由に歩けることである。

 飛ぶように歩く、5キロ10キロは当たり前、階段は二段ずつ。

 早朝に目覚め、天気が良いと足取り軽く外へ出て、そのまま昼まで知らない町や山を散策。

 そんな元気な友人がいる。

 

 東京タワーを上って降りて、そのまま出るのは惜しいと3回も行き来した猛者。

 なんで、なんで?

 DNAが違うのね。「あなたのご両親何していたの」と尋ねたことがある。

 「何でもない普通の人、でも棒高跳びの選手で銅メダルがゴロゴロあったわ。胴なんて残念よねぇ」ともらした。

 

 「棒高跳び? 普通の人じゃないわ、それ。」大きくため息をついたわたし。

 鈍間でどこへも行かれないわたし、DNAの所為だったかも。

 いまさら遅いけど残念なわたし、元気出してスーパーくらいは自分の足で行く!