コミセンでの家庭料 理(総菜)教室に十年ほど通ったことがある。
タイ料理の時にはタイ人の方が見え、片言で教えてくださった。ニンニクをテーブルの真ん中に置き「好きなだけ使ってください」という大雑把なもの。
「先生はどちらで修業なさったんですか」との問いに「ママ、ママの料理です」と明るい笑顔。
異国情緒、雰囲気に押されて《料理は愉しい》という感慨を覚えた。
魚屋の店主が来てくれたこともある。ステキな包丁さばきに「スゴイですね」と言ったら「毎晩研いでいます」という応え。
何気にその包丁に触れたら赤い血が手の甲に…。(もちろん即、拭いその手は隠した)
切れ味の鈍い包丁を使用しているわたし、納得の出来事でもあった。
分量を量り刻んだり煮たり焼いたり、手際の良い仲間から一歩下がって眺めていたわたし。
向上心の低さゆえ今も恥ずかしい食卓。ただ高齢者として隠れ栄養失調にならないように、昔家庭科で習った六大栄養素を基本((ままごと)のような食卓を爺婆で囲んでいる。
昨今、たくさん頂いた柿を剝かずにパクパク、ワイルドなわたし、料理教室は難しかったかもしれない。